表紙には作者のエピソードあり
ここから4巻です。表紙はチアガール姿のあさりとタタミです。手にポンポンを持ってるんですが、公式サイトによると、室山先生はポンポンという名を知らず「パケパケ」と呼んでた事を今となっては恥じてるそうです。パケパケって‥
500人の予選から選ばれたタタミ
タタミはテレビのクイズ番組に出る事になっていましたが、風邪を引いてしまいます。なんとしてでも出たいタタミですが、ママは許しません。そこであさりは
「わたしがかわりに出る。」
と言いだします。
ママとタタミは無言。にこにこして自分を指差すあさりのコマに、小さい「ぱ」の文字が模様のように沢山書かれてます。ただ微笑んでるだけなんですが、この背景だけで色々と物語ってます。
やっぱり姉妹?
本人じゃなきゃダメなんだ、とタタミが説明すると、あさりはおもむろに髪をくしゃくしゃにしてメガネをかけ、タタミとそっくりな外見に変身します。
カチューシャの両脇にはちゃんといつもあさりが付けてる黄色の髪飾りが付いてますね。
タタミとしては自分の代わりに出るなら品行方正に、と釘をさします。あさりの行動にいちいち「私はそんな事しない」とダメ出しするんですが結構やってないか?
この話を読むまで気づかなかった事
あさりをタタミにに似せる、というのは髪の長さなんかを考えるとかなり無理矢理感があるのではと。もし髪型と眼鏡だけでほんとにここまで似るとなると、2人とも実は顔はほとんど変わらないという事でいいんでしょうか。
あさりが黒髪で髪を結んでるので、タタミは対照的にクセ毛で茶髪(カラーの絵では金髪ぽく描かれてる事も多い)にした、と室山先生は話されてました。学年誌連載で小学生の読者が多いなら、なおさら顔の違いより髪型や眼鏡などで見分ける方が簡単でいいでしょうね。
しかしよく考えてみれば、2人の顔の書き分けが出来てるか否かは私はこれまで全く気にした事がなかったって事がわかりました。これから話が進むにつれ、絵柄も変化するわけですが初期の絵を見る限りタタミの方が少し目が小さく描かれてます。これだけ長いこと読み続けてたのに全然気づかなかったとは自分でも驚きです。
おわり
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