87話 ホネとカルシウム

子供を自転車に乗せた状態で整形にかかった

タイトルのまんまのテーマ、と言っていいかもしれません。骨を丈夫に、という話です。2年前、咳のしすぎで肋骨を疲労骨折するという事があったんですが、この話を読むとあの時の辛さが蘇ります。

パパには別の食事を用意してあると思いたい          

きっかけは、タタミの手の甲にヒビが入ってしまい、病院の先生にカルシウムを沢山摂って日光浴もするように、と言われた事でした。ママは早速あさり達のおやつをホネのみにします。さらに夕飯は白米の代わりにしらす干し、うなぎの骨、だしじゃこだらけのお味噌汁‥といったように、20世記の日本とは思えないような食事を提供します。食事だけでなく、あさりとタタミの服を脱がし、寒い中全裸で庭で日光浴させるという通報待ったなしの行動を取ります。

ママびいきではあるんだけども

ママが周りを振り回す話ですが、系統としては13話に近いという印象です。13話は、ママ自身も我慢を強いられてたわけですが今回はママもこの食生活をしてたわけではないようなので、あくまであさり達にだけ施していたものだと思いますがそこが違う点でしょうか。やる事が極端で非常識、という点は51話とも共通してるんですが、今回は笑うポイントは無かったですね。笑う、というより「まずそうだな」というのが先に来てしまったのと、母親が「子供のためを思って」献立を変える、という点では珍しい事ではないので、やはりママが振り回すのは51話のような突き抜けたバカバカしさが欲しいところです。

で、タタミはそもそも何でそんな怪我を?って話なんですが、あさりが無表情でタタミの手の甲をトンカチで叩き、痛みでのたうち回ってるタタミを見ながらこれまた顔色ひとつ変えずに

ほんとに折れるかどうか、ためしただけ。

というセリフをほざいたというバックグランドがあります。
タタミじゃなくてもこの流れは殴りたくなります。
ママもあさりに平手打ちしてましたが、こういう時こそ逆さ磔の出番じゃないの?


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