91話 よい子、よき母‥

世の妹達に経験があるのか聞いてみたい

今回の話は言うなれば「あさり改造計画」です。過去に何度かやってますが、成績アップではなく、いい妹になって欲しい、というタタミによる思いから出てきたものです。雨の日にタタミのクラスの女の子がその子の妹に傘を届けて貰っていて、なぜあさりはこういった事をしてくれないのか‥とタタミが不満を持つようになった事がきっかけ。私も妹ですが、小学校の時に兄にそんな事してあげた記憶はゼロなんですが。

やってあげた事の二倍近く要求している

やさしくてかわいい妹がほしかったと嘆くタタミに、ママがアドバイスをします。

じゃあ、その前にやさしくて親切なお姉さんになるべきじゃないの。

タタミは早速ママが言われた通りにやさしくて親切な姉になろうとします。タタミはあさりに、宿題をやってあげたりと、色々な事をしてあげます。で、1日の終わりにあさりに渡したものは「請求書」。要はこれだけやってやったんだから、あさりもいい妹になるべく自分に何でもしろ、というものです。タタミがあさりにしてあげた事は、おかずを少し分けてあげる、お風呂で背中を流す、宿題をやってあげる、というもの。それに対しタタミがあさりに要求した事は、ハンカチのアイロンかけ、靴磨き、半分おかずをよこす、パンツ洗う、布団を干す、というもの。今回はお金は発生してませんが、このやり方はさすが闇金タタミ

まだ扇子は持ってなかった

誰もが読んで同じ感想を抱くと思うんですが、これだけの見返りを期待してる時点で全然いいお姉さんじゃないだろ。タタミに請求書を突きつけられた時、あさりは「頼んだわけじゃない」と怒りますが、これはあさりが正しい。しかも数日にわたって「いいお姉さん」を実行していというわけではなく、学校から帰って寝る前の半日だけでこれですからね。

笑うポイントは特に無かったんですが、タタミが持ってたカバンにキツネの絵がついてました。これまで1巻からあさりの私物と思われるものにはパンダがついていたんですが、キツネはこれが初めてかと思われます。この漫画でお馴染みのキャラである、めでたいなきつねの始まりはここからだったんでしょうか。可愛いので、ここから登場が増えてくると個人的には嬉しいです。


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