ここから7巻
7巻に入りました。この話は電話が話の中心になってるんですが、今は携帯だけで固定電話が家に無い家も多いでしょうから、世代によってはピンと来ないかもしれないです。
完全にいじめ
あさりが電話を取ると、タタミの同級生からかかってきた電話でした。タタミはいるかと聞かれ、あさりは「タタミって、オニタタミの事ですか!?」と連呼して、タタミが代わった時には電話が切れます。タタミは次の日、学校で皆がオニタタミと呼ぶからもう学校に行かない、と泣きながら言います。そこから電話を使った逆襲が始まり、タタミはあさりの友達からの電話に出て、「おねしょしたパジャマを洗ってる」と嘯きます。再び電話が鳴り、我先にとあさりが電話に出て、「お尻のおできに薬を塗ってる」と言うと、それはママ宛の電話でした。かくしてあさり、タタミ、ママ3人での電話の争奪戦にゴングが鳴りました。何やってんだこいつら。
よく電話がかかってくる家だ
争いのレベルが低いにも程があります。もとはと言えばあさりのせいではあるんですが。タタミと喧嘩して苛立ってたとは言え、見ず知らずの電話の相手に対して何をやってるのかと。最終的にママも2人と一緒になってるんですが、そこは仲裁して止めろよと言いたい。ていうかあさりとタタミが2人してやり合うのはわかるんですが、ママ、かなりのとばっちりでは?
にしても、電話でお互いの名誉を傷つけるために3人で競い合う姿はこの上なく醜いです。
5巻でも書きましたが、やはり単行本の最初の話なのでこれもよく覚えていて、最後のコマで電話を囲んで3人で布団に入ってるところが一番強く記憶に残っているシーンです。
携帯を使い始めてから長らく自宅で固定電話を使う生活をしてないので、この話を読んで昔をちょっと思い出しました。そういった意味では久しぶりの「時代を感じる話」かも。
ただ、この話を固定電話の事をよく知らない世代の人が読んで、「携帯が無い時代はこんな感じだったのか」と思うのは危険ですね(誰も思わない?)。