116話 あさり式読書法

憲法13条で保護されていたはず

あさりの部屋の本棚にはおばあちゃんが送ってくれた本がたくさんあります。ママがチェックしたところ、あさりが一度も読んだ形跡がないので、「少しは読め!」と怒ります。

冒頭、あさりが学校から帰ってすぐ自分の部屋に入ると、ママが本のチェックをしていたんですが、あさりはママに、勝手に部屋に入っていた事をプライバシーの侵害だと言うとママの答えはこうでした。

あら、まああさりにもプライバシーなんてあったの?

出ました、人権無視発言。

出てくる話は有名な話ばかり

ママがタタミに、あさりが本を読まない事を嘆くと読書好きのタタミはいつものマウント取りまくりの発言。で、あさりが突如現れ、物語の主人公になりきって悲劇のヒロインになったり、かと思えば攻撃したりするんですが、あさりは「部屋で本を読んでたはずなのに」と、我に返ります。今までこの漫画を見ていた読者ならおわかりかと思いますが、当然あさりは本を読んでなんかいません。タタミに嘘がバレて怒られる、というわかりやすい流れで終わるので、王道感がありますね。

小四にして安定のダメさ

私自身、初めてこの話を読んだ時「読んでるわけないだろうな」と思いました。ママはあさりの茶番を見て「短時間でこんなに読んだなんて」と喜びます。10年あさりの母親やっててもそう思えるの
この話はあさりの茶番が見どころになってるんですが、本を読んでないだろうと予想しながら見ていた事もあり、わざとらしく我に返った様子とか何かすごいイラッとくるものがあります。胸糞悪い話、というわけではないですが、あさりが「出来る人間ぶる」回は結構イラつくのが多いですが、今回の話もその一つですね。


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