夏休みもあさりのクオリティはすごい
9巻ラストの回です。前回に引き続き、季節は夏で、夏休み真っ只中です。ママはあさりとタタミによる「どこか連れてけ攻撃」に辟易してます。ママは二人に宿題は終わったのかと聞くと、二人とも終わったと言う返事をします。タタミは残すは日記だけ、という状況。ママはあさりにも宿題を見せろといいますが、あさりは全部やったと言ってるのに信じないのかと泣きます。で、当然宿題は全て真っ白、という11話とほぼ同じ流れ。ママは「あさりの宿題が終わるまでどこにも行かない宣言」をし、心の中で喜びます。あさりは泣きながら
「むりだよ〜、毎年夏休みはおわっても、宿題が、おわったためしがないのに〜。今年も、どこにもいけないよ〜。」
と、喚くんですが、夏休みの宿題をこれまでやり遂げた事がないってすごくない?
望遠鏡とか紙飛行機とか、子供にとってはツボかも
ママからは「あさり一人でやらなければどこにも連れて行かない」という条件を出されます。何とかして宿題を終わらせたいタタミは、ママにバレないように庭の木の上から望遠鏡であさりの宿題の問題をチェックし、答えを描いた紙を紙飛行機にしてあさりに飛ばします。このシーン、なぜか結構記憶に残ってます。
まあ最後はお決まりで結局どこも連れて行ってもらえませんけどね。
夏休みネタとしては定番になりそう
宿題が終わるまでダメ、という条件は11話、ママが何とかして二人の要望を叶えさせまいとするのは124話で出てきてて、その二つが組み合わさってるように思えた回です。そこまでしてどこにも連れて行きたくないのかよ、と。ママの田舎とかじゃダメなんでしょうか。
9巻のラストも特にいつもと変わった感じではない話でした。全体を見返してみると、前に比べて「あさりが一方的に酷い目にあう」という話は全然なくて、タタミやママにも非がある話が目立ってました。逆さ磔とかも最近は出てきて無いですね(どこかで期待してたのかも)。ここまで書きながら気づいたんですが、今回はいつもに増してパパの出番が無い巻でした。
次から10巻です。