147話 〈大長編〉あさりの千一夜③

アーメッドが飽きて捨てたものがここにあるという事らしい

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三人はこのゴミと称するお宝をくすねつつ脱走しようとするも失敗。

パパ、gj!

その間、アーメッド宛にパパから手紙が届いていました。あさりの赤ちゃん時代の写真などを同封し、あさりはサルではないのですぐ日本に返してもらいたい、と書かれていてようやくアーメッドもサルではないと信じました。が、あさり達三人はゴミ置き場のものを取ろうとしたので、お前らはドロボーだと言われ、この状態。

三人は当然文句を言います。この国ではドロボーは死刑、との事らしいですが、アーメッドも自分にも非がある、との事で多目に見ると言い、あさりとタタミを出してくれます。が、ママは前を素通りし、扉の鍵をバルコニーから見える森の中へ思いっきり投げます。出られないじゃないのとママが喚くと、以下のやり取り。

タタミ「わたしたちは子ども、ママは親。親は、子どもの罪をかぶる義務があるのよ。」
ママ「じょうだんじゃありません!!親は親、子は子です!!ママの教育方針は、個人の尊重です!!」
あさり、タタミ「つごうのいいときだけ個人主義なんだ〜。」

普段のママの言動から考えると、ママよりタタミとあさりの方が正しいんでしょうね。さすがのアーメッドもこのやり取りには失笑。そしてアーメッドは「三日以内に森から鍵を見つけ出せたら親子で日本に返してやろう。」と言います。無理難題ですが、ママに早く見つけろ!と怒られ二人は森に鍵を探しに行きます。アーメッド、ドSですね。

本当に多目に見る気があるんだろうか

後半に入り、物語も佳境に入ってきました。ゴミ置き場でのやりとりは、意外にもあさりが一番冷静さを保っていて、ママとタタミが宝石に囲まれてラリってる感が際立ってました。
アーメッド王は森に鍵を捨てる、という暴挙に出ます。ドラゴンボールで、亀仙人が自分が投げた石を探せ、と悟空とクリリンに命じる話がありましたが、それを彷彿させます(悟空があっさり見つけてたが)。あさりとタタミは無事に見つけることが出来るのか。
次回に続く。


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