173話 コンピューターあさり

授業参観ネタです

いつぶりかなー、と思い遡ってみたところ、授業参観という言葉が出てきたのは46話以来です(見落としてなければ)。とは言っても46話は授業参観の光景が出てたわけではないので、正確には34話かな、と思います。今回は神田先生もがっつり登場してます。

今回はタタミはそんなに出て来ません

あさりは授業参観の知らせをママに渡します。いつもはママに授業参観がある事を隠すあさりですが、今回は「ちゃんと手をあげるから大丈夫」と自信満々。タタミがあさりに事情を聞くと、担任の先生(以下神田先生)が学校で話していた事をタタミに言います。

神田先生「あしたは授業参観だが親の前で手をあげないのは、みんなもいやだろう。そこで、先生がなにか質問したら、全員手をあげること。ただし、本当にわかる者は右手。わからない者は、左手をあげること。」

左手をあげてる人はささないようにする、という方法ならしくタタミも感心します。確かに生徒達にしてみれば神田先生、gj!ですね。
あさりは授業参観当日、当然ですが左手しかあげません。しかしここであさりにとって最大のピンチが訪れるのです。

何と少し難しい問題を出された時、張り切りすぎて、あさりは誰よりも早く左手をあげてしまったのです。見渡すと、誰も手をあげてません。さすがにその状況で、神田先生もあさりを当てずにいるわけにもいかず、「じゃ‥左手あげてる浜野」と言いながらあさりに答えさせようとします。ママは「手をあげたのはあさりだけ」とこの時点で大喜び。このピンチ、あさりは切り抜けられるのか?

先生のやり方が下手ってわけではないよね

この回、意外と読み応えがあるな、と思いました。神田先生の考えた方法は読者から見てもなかなか感心できるんじゃないでしょうか。大ピンチになったあさりの状況を自分に置き換えると、脂汗出る感じが半端ないです。その後の展開も授業参観ネタにありそうな「あさりが帰宅後に折檻」というものとは違って、なかなか珍しい展開です。「あさり、すごいぞ」といったところでしょうか。たまにはこういったパターンも悪く無いと思います。
それにしてもこの方法でこんな展開になるとは神田先生も予想してなかったでしょうね。しかしこういった状況であさりを当てずにいる方法があったとは思えないんですが‥。結果的にうまくいきましたが、神田先生にとってもかなりのピンチだったわけですね。ていうかこの方法は、あさりのせいでもうこれっきり使えませんね。


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