195話 さよならクリストファ

人によっては軽く閲覧注意の回かも

あさりは動物が好きで、これまで犬を拾ってきたりする事もありましたが、今回もその系統の話。が、いつもとはいろんな意味でわけが違います。

集団で階段を降りるシーンは圧巻

「あさりが捨て犬を四匹くらい拾ってきてるようだ」と感じたママとタタミは、あさりが留守の間に捨てようとします。が、あさりが拾ってきたのは犬ではなく、大量の毛虫とイモムシ。虫が大嫌いなママとタタミは絶叫。あさりの部屋から脱走した毛虫達が階段を下って来てる絵を見る限り、四十匹は下らない数。イラスト付きで説明したいところですが、私の体がこの絵を描く事に拒否反応を示してます。

あさりに対して激怒する二人ですが、あさりがクリストファと名付けるイモムシだけが行方不明で、ママとタタミは気が気じゃありません。最後にクリストファの居場所が見つかってオチになります。

あさりの言葉を信用したばっかりに

実は毛虫ネタって48話で一度やってるんですよね。その時はあさりも毛虫を嫌がってたわけですが、今回は全部に名前まで付けるほどの寵愛ぶり。読者の多くは毛虫を嫌がるママとタタミ側の目線で読むんじゃないでしょうか。今回も48話同様、毛虫達の絵がデフォルメされていた事に作者の思いやりを感じます。階段からぞろぞろ毛虫達が降りてくるところを見るまで、読者もまさか毛虫とは思わないでしょうし、ママが悲鳴を上げて逃げるところも面白かったです。
行方不明になったクリストファという名のイモムシの事を「アサギマダラの幼虫でマダラ模様が可愛いの」とあさりがヘラヘラしながら言ってるシーンがあるんですが、その言葉を信用して画像検索し、私のバカ!と愚行を後悔しました。

今回の話ですが、公式サイトの室山セレクションの中の一つになっています。こちらから読めるので、まだ読んだ事の無い方は是非読んでみてほしいです。


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