201話 七夕ごっこ

最近のドアノブって細長いよね

七夕というタイトルですが、願い事がどうこうとかの話ではないです。あさりとタタミの部屋のドアノブを見て古さを感じると共に、ドアノブカバーって昔付けてたな、と思ってしまいました。

ちゃんと守ってるところが律儀

あさりとタタミが喧嘩ばかりするのを見かねたママは、二人に「今日から七夕になりなさい。」と提案。どういうことかと言うと、七夕さまは天の川をはさんでるので、廊下を天の川とみなし、あさりは左はし、タタミは右はしを歩く、というもの。要は二人が喧嘩したくても手が届かないようにしたということです。そんなに名案とは思えませんが、ママが言い出した事なので守らないと制裁が下されるため、あさりとタタミは一応守ります。
家の中で離れ離れの生活を強いられた二人が最終的にどんな選択をしたのかが見どころです。

トムとジェリーでもこれ系の話があったなと

この回で強調したかったのは「喧嘩ばかりだが二人は仲よし」という事でしょう。既に読者にはその辺は十分伝わってると思うんですけど、敢えてそれを全面に出してます。一つ屋根の下にいながら関わることができない、という状況を作るにはやはりママが提案を出さなきゃ無理なわけで、七夕というのはそのために無理やり作った感もありますが、あさり達が最後に「21世紀の七夕」という理屈を作ってまとめていたのでちゃんと回収出来てますね。

この漫画始まって以来のハートフルなオチではないでしょうか。異質なラストという意味では54話に近いものがあります。これまた好みの分かれる終わり方かもしれませんが、かれこれ200話過ぎたわけですしたまにはこんな話もいいのでは、というのが個人的な感想。なかなかこういった回もないと思うので「こんな話もある」という事で一度読んでみてほしい回です。


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