232話 愛LOVEナポちゃん Part Ⅱ

飼い始めて一ヶ月くらいの出来事らしい

前回からの続きです。引き続き浜野家に飼われていた猫ですが、家出していなくなってしまいます。

皆さんはどれが好き?

あさりが「ナポレオンが家出した!」と喚きます。ナポレオンというのはあさりが猫に付けた名前でした。しかし家族全員がその呼び方をしていたわけではなく、ママは大好きな香水である名前の「ディオリッシモ」、パパは映画「月形半平太」からとって「半平太」、タタミは「ゴミウジ」といったように全員違う呼び方をしていたようです。この期に及んで名前が決まってないとか。

あさりはナポレオンを探しに行く事にしますが、嫌がるタタミもしぶしぶ付き合う事に。

あさりとタタミは別行動で探す事になったんですが、タタミはそれをいい事に探すのをサボります。すると目の前に現れるというお約束の展開。が、実はもともと飼い猫だった事と、猫の本名が「アレクサンドル・フリードリヒ・シューターゼン・インターメッツォ・アズテック・ベルツ・ジュニア」だという事がわかります。

ちなみに飼い主はマダム感のある人です

というわけで元の飼い主の元へ帰って行きました。タイトルに「ナポちゃん」とありますが、前回はまだその名前が出てなかったんですよね。で、いわば今回のテーマは猫の名前だったと言えます。全員違う呼び方をしてたわけですが、4人のネーミングセンスに内面が滲み出ていて面白いですね。

ちなみにディオリッシモと月形半平太。

私もディオールの香水は好きです

パパはこの「ひな菊」という女性がお気に入りらしいです

最終的に本名がわかるという形で話を終わらせてましたが、とにかく「長い」以外の感想が出てこない位の長い名前。タタミも思わずその名前を聞いて呆然としてます。何か思いつく横文字をとにかく並べた、という感じのする名前でもありますが。
動物ネタ、続きもの、本名のインパクトが大という事でこの話は今だによく覚えてるものの一つです。久しぶりに読み返してもやっぱり面白かったです。
本名を無駄に暗記してしまいましたが、今日中に忘れる自信があります。


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