239話 きせきの大食丸

パパ好きの読者ってどの位いるんだろ

あさりの大食いをもとに描かれてる回です。あさりの食いっぷり云々より、パパのアホな部分がかなり出てるので、「パパの話」というイメージがあります。

ひ孫の代まで使ってなかった時点で察しがつきそうなもんだが

あさりはかき氷を食べすぎて(5杯は確実に食べている様子)、お腹をこわして痛みのあまり暴れます。パパはあさりの苦しみようがすごいのでママに、薬は飲ませたのかと聞くと、飲ませたけど効かない、病院に連れて行こうとすると暴れる、との返事。パパは神妙な面持ちで

パパ「このさいだ。あれをためしてみるか。」

といい、古びた袋に入った薬を取り出します。その名も「大食丸」

パパ「”大食丸”。浜野家に代々つたわる秘薬だ。ハライタをたちどころになおし、おまけに‥。その名のとおり、”大食”までもなおすというきせきの薬だ。‥と、ひいじいさんが言っていた。」

「すごい!」と言うママの横でタタミは冷めた目で立っています。タタミは「その名のとおり」という事は、「ますます大食いになる」ってことじゃないのか?と言いますが、パパは怒ります。
早速あさりに飲ませると、ハライタがピタリと治り、パパは鼻高々。が、あさりが衝撃的な一言を言います。

あさり「おなかすいた。」

タタミが正しかったという事で。

パパはママに責められ、同じような袋に入ってる「飽食丸」という薬を出しますが、効果のほどは言わずもがなです。ちなみにこれはひいおばあさんがくれたとの事。

こと育児に関する事でこのパターンの夫婦喧嘩はよくあるかと

浜野家で唯一まともな人間、というポジションのように見えますが、パパも結構あれですね。ハライタが治っただけいいのかな‥、という気もしますが、パパ達がウダウダやってる後ろであさりは冷蔵庫の中のもの食い荒らしてますからね。ていうかひいおじいさんがくれたとの事ですが、それだけ古い薬飲むとかはっきり言って普通にやばいよ?二つ目の飽食丸を出した時、ママは既に信用してない反応をしてましたが、パパはハイテンション。ママ達との温度差が凄まじい。
いつもあさり達三人に対して冷静に諭すのがパパのポジションで、出番は少ないけどいざって時頼りになるという行動を取ってますが、今回はものの見事に事態を悪化させてます。パパは大食丸を出した時「これを飲めば絶対なおる!」という態度を取るわけですが、でかい口たたいて結局ダメ、というのは父親が取る行動でよくあると思います。最終的にママ達に「もう余計なものを出すな!」と釘を刺されるんですが、この光景もよくありますね。
パパの出番が多いというだけでレア感がありますが、今回は終始ボケ役という回で、パパ好きじゃなくても必見です。

どうでもいいですが、ひいじいさんとひいおばあさん、薬を別々に管理してたのか?


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