246話 ドブクマ戦争

まるで戦時中のようだ

タイトルを見た時、何の事やらと思う人もいれば、もしやあれの事か?と思う人もいるでしょうか。あさりとタタミVSママ、という図式の回ですが、ママのあさり達に対する武器は、何故かお手製の竹やりというアナログな道具です。

制裁というか捕獲目的です

ママがせっせと何かを作っています。パパは晩酌しながら何を作っているのかと聞くと「竹やりよ」という答え。夜な夜な凶暴なドブネズミとクマネズミが台所を荒らすんだ、と言い、竹やりを抱えていなくなります。

勘のいい人ならお気づきかと思いますが、ドブとクマというのはそれぞれあさりとタタミのことです。

食欲の秋という事でお腹が減ってしまう二人は夜な夜な台所に食べ物を漁りに来たのです。で、ママが作ったしかけに引っかかり、冒頭の竹やりが二人に降って来たというわけです。
秋になると毎年食べ過ぎて太ってみっともないので、ママは今年は同じようにならないようにする!と怒ります。

で、ここからがこの話で一番好きなシーン。あさりは空腹で眠れず、羊を数える事に。

空腹のあまり羊もなんだかおかしな事になってます。そのまま頑張って数え続けますが、結果こうなります。

その発想は無かった。

札幌にあります

室山先生は以前、毎回同じ話になってしまうが故に肥満ネタは書きたくない!と思ってたそうです(まとめにも書きました)。この話も大きく言えば肥満ネタになるのかな?と思うんですが、ネズミ、竹やり、そしてジンギスカンと、これだけキャッチーなものが出てるので全く同じ話感は無かったです。この短いページでこれだけ凝縮して笑うポイントを詰め込んでるのはさすがです。
しかし羊を数えるシーンは何回見てもいいですね。数えてる時に頭に浮かべる羊を「食べる」という事に繋げる人間てそうはいないんじゃ無いでしょうか。けど告白しちゃいますが、この話読んでお気に入りのジンギスカンのお店の味を思い出してしまいました。


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