250話 初もうでキライ!!

季節はお正月です

前回のように、ママが精神統一させてるところから始まります。ちゃんと初詣には話が繋がりますので大丈夫です(何が?)。

明治神宮位の人出レベルだろうか

冒頭、ママが腕をボキボキ鳴らしています。

ママ「いくわよ。」
タタミ「は‥はい。」
ママ「つおりゃ〜っ。」
タタミ「ギャアアアア」

何をしてるかと言うと、ママがタタミの着物の着付けをしてるのです。帯を締める時、タタミが絶叫するくらいの強さで締めていて、その光景は完全に拷問。ていうかタタミ、息できるのか?
タタミに続き、あさりも拷問さながらの着付け。ママも着物に着替え、いざ初詣へ。
あさり達が向かった巻貝神社は人出が多い事で有名で、「絶対に着崩れしないように」ということでママがこのような着付けを施したのです。「お賽銭を入れておみくじも引け!」というママからの指令があり、二人は尋常じゃな数の人の波をかき分けて任務を遂行させようとします。

着物姿のマダムがやる事には見えない

北斗の拳チックな始まりですが(読んだ事ないのでイメージだけで言ってます)、やっていることはまさかの着物の着付け。「つおりゃーっ」「ギャアアア」というやりとりが着付けのシーンで見られるのはこの漫画だけです。しかもこれだけの事をやる動機が「初詣で着崩れしない」というこれまた下らないもの。しかしママにとっては死活問題なのか、いざ出陣といった様子で神社へ向かうんですが、戦地に向かうような様子で描かれてるのが本当に好きです。大人であるママが先陣を切ってるところにさらにバカバカしさが助長されて笑いを誘います。

あさりを「特攻」と称して人の波に放り投げたりと、最初から最後まであさりとタタミがママの拘りにふり回されるんですが、胸糞の悪さは微塵もないですね。むしろ「やっぱりママ好きだわ」とさえ思いました。初詣が終わった後のあさりとタタミの様子も見ものです。

前話に続き、ママの強さが前面に出てる話でしたが、どちらが好きかと問われたら、全体的なインパクトという面でこっちに軍配が上がりますね(前話ももちろん好きですよ)。


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