257話 家庭教師の条件

本人は大真面目だったそうですが

今回は家庭教師の話です。大学時代に男友達が中学生の女の子の家庭教師をしていて、教え子から恋の相談を受けたそうですが、これが好きな人だと見せられた写真を見るとB’zの稲葉さんだったそうです。この話を読んでそんな彼女の事を思い出しました。

原因の内訳は、遅刻、そうじのさぼり、男の子を殴る、など

「一週間の半分、放課後立たされている」というあさりに対し、ママは情けなさで涙します。思いっきりしごいてもらう!という事でママはあさりに家庭教師をつけることにします。

以下、あさりの希望

あさり「男の先生にしてね〜っ。う〜んとかっこいいのにしてね〜っ。身長一七五センチで体重五八キロ。長男はあとあとめんどうだから次男にしてね。」

という婚活の場でよく目にする理想を羅列。ママが「何を考えてるのか」とため息をつきますが、もうほんとそれ以外言葉が出ません。
女の先生にするという事であさりはテンションが下がりますが、あさりはタタミの入れ知恵で「家庭教師を呼ぶには、それなりの部屋が必要になる」と主張し、自分の部屋の設計図までママに見せるという用意周到ぶり。その設計図はその昔「足長おじさん」のアニメで主人公が入っていたお嬢様学校の寮の部屋の中を彷彿させる豪華さ(わかる人にはわかるはず)。壁に豪華な額縁が飾られてるんですが額の中の絵がゴジラというのがジワります。

結構答えられる自信あり

おなじみの塾ネタではなく家庭教師、ということでなかなか読み応えがあります。内容も面白いですがこの話は初めてあさりが一人称を「あさちゃん」と表すシーンが出てくる記念すべき(何の?)話です。巻数がすすむにつれ、あさりは自分のことを「わたし」とは言わなくなってくるんですが、このシーンが最初である事は後にネタになってますね。ちなみにさりげなくタタミの方も「タタちゃん」と書かれてるんですが、この表現は後にも先にもこれっきりかと。

あとはママが「巻貝大卒」という学歴である事もここで書かれてますが、これもちょっとした豆知識。

これらの事は何度もあさりちゃんを読み返してる読者ならクイズに出されてもすぐ答えられそうですね。誰かあさりちゃんに纏わるクイズとか作ってくれないでしょうか。


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