ドラマや映画ももちろん同様です
19巻に入りました。最初の話はママネタと言える回です。「推理小説のネタバレ」が話の肝になってます。現代はスマホやパソコンでマンガや小説が見れますが、コメント欄でネタバレしてる人がいると大抵非難されてますね。いつの時代もネタバレをする人間の罪は重いという事でしょうか。
やった事ない人は試してみてほしい
ママが小説を読んでいます。あさりがママにおやつをねだりますが、あさりは無視されるどころか片手で吹っ飛ばされます。おやつを買うお金を手に入れようと、タタミの貯金箱から取ろうとします。お金を入れる穴に厚紙を入れる→厚紙を左右に動かす→厚紙の上に小銭が乗って穴から出せる、というものなんですが、大人になった今もこのやり方、時々採用してます。
この直後タタミがママのところに行くと、パパの書斎から推理小説が出て来て読み始めてからやめられないんだ、とママはタタミに言います。その流れであさりとタタミの夕飯はカップうどん。このままでは明日の朝食もやばい!と危機感を持つ二人。
「この時、あさりとタタミの心に、黒いいんぼうが渦巻いたことをママはしらなかった。」
今気づいたんですが、これって推理小説っぽく解説してるって事ですかね?
で、ここで言う「黒いいんぼう」とは、ママに読書をやめてもらうためのネタバレ作戦て事です。
タタミ、残業中のパパにわざわざ電話して犯人を教えてもらいます。
最終的に作戦成功するわけですが、ママは当然激怒します。
血を描く腕は初期から変わらずです
その後、ラストにママからの逆襲があります。その方法に対して、タタミは「くらい」とママの性格を評価。まあ確かにな、と。今までママは怒りを感じると基本鉄拳制裁でしたが、こういった一面もあるんだな、というのが垣間見えるラストです。
何とかママにネタバレしようと二人は頑張るんですが、その様子もあの手この手を使っていて面白いです。しかし小説に夢中になって家事と育児放棄とか普通にダメなやつかと。
ママのやりくり下手により、ご飯が白米+αのみってパターンは何度もありましたが、それとカップうどん、どちらがマシだろうか。
で、19巻に入ってまた絵がバージョンアップしてるように思えます。あさり達の表情もこれまで見られなかった表現で描かれてますね。この回全体を通して見ても、これまでよりあさりが少し幼く描かれてるような印象です。タタミがパパに電話した直後、あさりとタタミが不敵な笑みを浮かべて無言で見つめ合うシーンがあるんですが、これまた初期には見られなかった表現です。一コマで二人の黒い心情が炸裂してます。
最後になりますが冒頭の女性が血を流して死んでるシーン、普通にめっちゃ怖いんですが。