そもそもローマ字の時点で怪しいと思われる
これまで英語教育は中学校からでしたが、2020年から小学校での英語教育が義務化されましたね。この漫画が今も連載されていたら、話の中に取り込まれてたんじゃないかと思われます。まああさりの成績は推して知るべしですが。
しかし効果を期待してやはり買いたくなる
タタミは一人で外を歩いている時、外国人男性に英語で道を聞かれます。何を言ってるのかさっぱりわからず、負けず嫌いのタタミは英語を勉強する事を決意。しかしあさりは勉強するタタミに茶々を入れ、タタミを怒らせます。
タタミがママに「英会話を習いたい」と高額な受講料の英会話教室の案内を見せた時、ママは直前まで見てた昼ドラに感化され「タタミのためならママはどんな苦労でもする」という自分のセリフに酔って涙します。しかし
タタミ「そんなことしなくても、ママが役にもたたない化粧品代をへらしてくれれば‥。」
ママ「そうねっ。どうせきれいになんかならな‥。」
というノリツッコミの後、ママ激怒。何だこの親娘‥というやりとりですが、「役に立たない化粧品代」というのは何だか他人事に思えないものがあります。
その後、あさりとタタミは二人で歩いてる時、また外国人に英語で道を聞かれます。固まるタタミに対してあさりは道を笑顔で道を教えてあげます。タタミは驚きますが、あさりは持論を展開します。
珍しくあさりがいい事言ってますよ
ラストではタタミが勉強が出来るがゆえに頭でっかちになっていて、対するあさりは英語の事はさっぱりですが、それであるが故に言語に頼らないコミュニケーションを取れた、という事が対照的に描かれてます。今回に関してはタタミもあさりを認めざるを得なかったようです(「最後のコマで「それでも勉強は大事」と読者に向かって言ってますが)。今回はあさりの「意外と出来るところ」を見れる話といったところです。
英語はからっきしダメな私なので偉そうな事は何も言えませんが、昔読んだ事があるこのコミックエッセイはあさりが言ってる事にちょっと通じるものがあって面白かったです。
この本を読む=英語がペラペラになるってわけではないので勉強は自分でしましょう