297話 GOOD-BYE カゼバイキン

「まだ寝かせておいてあげよう」という発想はない

数日前から息子が風邪を引いてるのでなかなかタイムリーな話です。まだ全快ではないものの、今朝はかなり調子が良いようで、日曜の朝からシャウトして騒いでおり、夫がまだ寝てる事はお構いなしです。

出来るだけ条件がいいところを選んで居着くってことらしい

あさりは風邪を引いて部屋で寝込んでいます。風邪を引いてるのはあさりだけ、という事もあり、あさりだけ部屋に隔離された状態で過ごしていますが、あさりは退屈で不満です。その日の夜、あさりは名前を呼ばれて目を覚ますと、「あさりのカゼバイキン」と名乗るバイキン達に、そろそろあさりのところから去ろうと思っている、と言われます。

あさりはバイキン達に引越し先を世話してほしい、と言われますが、あさりはすぐにタタミの顔が頭に浮かびます。

あさり「あるある、いいとこが。三食昼寝つき、バッチシ。」

三食昼寝つきってどう言う事だ?

絵本のタイトルは「バイキンのお引越し」とか?

小さい子に手洗いの大事さを教える時は「バイキンとバイバイする」という言い方をする事が多いと思うんですが、そう考えると何か絵本に出てきそうな内容だなと。カゼバイキン達は五匹ほど描かれてて、うち二匹はタタミを選びますが、残りは「顔が嫌」という理由で離脱するところが描かれてるんですが、風邪を引くか否かはバイキン達の好み次第って描き方をしてるのがツボです。しかも離脱する方は風呂敷で包まれた荷物を持って去ってるのがシュール。

あさりは自分の部屋から出られない生活をしてましたが、コロナ禍の今、熱が出たら最悪自宅内であさりのような隔離生活を強いられてしまうかもしれないので何だか今読むとこれまたタイムリーな話だな、と思ってしまいました。まあもし今私や夫が熱を出しても普通にそんな生活無理でしょうけどね。


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