作者は片倉陽二先生です。
「暑い」の一言に尽きる回です。少し前から急に寒くなり、夏の暑さが恋しくなってる人も多いようです。その昔学年誌の付録で「漫画で覚えることわざ」という冊子が付いてたんですが、その中で「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉を夏の暑さと冬の寒さで例えてた漫画がありました。「のんきくん」という漫画のキャラで描かれてたんですが、いつも暑いとか寒いとかの話になるとこの漫画を思い出します。
1、2巻のようなバイオレンスシーンが見れます
あさり達の家ではクーラーが故障していて、皆暑くて仕方ありません。涼しくなりたくて扇風機を出したりアイスクリームを食べたりするも、空回りしてうまくいかず、あさりとタタミは暑さで苛立ちが最高潮になります。
あさりは冒頭から暑さのあまり「くそー」やら「ちくしょー」やら汚い言葉を使いまくり、ママに怒られます。それに対し
あさり「お上品な言葉つかってほしかったら、ぶっこわれてるクーラーなおしにだしてよ!」
「つかってほしかったら」にママはキレます。で、あさりを逆さに宙吊りにして、ミッキーの手みたいなアイテムを使い叩きまくります。完全な虐待なはずなんですが、さんごママとあさりのこの組み合わせは突き抜けたものを感じるんですよね。
そんな中タタミは扇風機を持ってきます。タタミが笑顔で「強風」のボタンをカチッ→ぼてっ(扇風機のプロペラの部分が丸ごと床に落ちる音)→タタミ、ブチギレて扇風機を粉々に破壊。
最近あんまり買ってないけど
こんな感じであさりとタタミが暑さのあまり終始イライラしている回でしたが、なかなか面白かったですね。特に扇風機。スイッチを押して「起動しない」「あんまり回らない」とかじゃなく、扇風機として一番大事な部分が丸ごと床に落ちるってどういう事かと。タタミがスイッチを押すシーンはページの最後で、めくった瞬間「ぼてっ」が見れて笑いました。
どうでもいいですが、中盤、二人がソフトクリーム型のアイスを食べてたんですが、あれって上のカバーのプラスチック取ると半分に折れません?