336話 あさりちゃんの良い子悪い子

普通の子

今回で21巻最後になりますこのタイトルからイモ欽トリオが頭に浮かんだ人がいるはずだと思ってるんですが、どうでしょうか。

こういうお仕置きは逆に新鮮にみえる

あさりはママに叱られ、罰として物置に閉じ込められます。真っ暗な物置の中でいつの間にかあさりは眠ってしまいます。タタミが様子を見に物置の扉を開けると、何とあさりが二人になっていました。二人とも見た目はあさりのままですが、人格が正反対。
聞くところによると、あさりの中に、良い子の心のあさりと悪い子の心のあさりがいて、二人は仲が悪いのでいっその事もう別々になろう、という事になりバラバラになった結果「良い子のあさり」と「悪い子のあさり」が出来上がったというのです。

肝心の二人の性格なんですが、悪い子のあさりは文字通り悪いところしか無いし、良い子のあさりは品行方正ですがそれが度を越していてはっきり言ってそばにいられると、もはやウザい

「捨てられた動物を拾う」ってのは良い行いと言えるかな

この二人、どちらともあさりではあるんですが、いわゆる「いつものあさり」ではありません。とは言っても298話のように霊に取り憑かれてるとかではないので全く違う人間になってるってわけでは無く、あくまであさりではあるんですよね。いつものあさりとこの二人の違い、さらにこの二人それぞれの違いどちらも比べると面白い。何せ見た目は完全にあさりのままですから。

にしてもいつものあさりってのは単純にこの二人を足して二で割られたものと考えるとこれまでの数々のあさりの良い行いや悪事はそれぞれあさりの心の中の良い子と悪い子によるものなのか‥と、思ったんですが、悪い行いは賽銭泥とかネコババとか色々思い浮かんだんですが、良い行いが全然思いつかなかったんですが。

この回なんですが、絵の線が全体的に太めでやや古さを感じるので少し過去に描かれてる可能性もありますね。それでも単行本のラストに相応しい、少し異質でページ数も多めで読み応えとしては十分でした。次回から22巻に入ります。


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