あらすじ
あさりは「戦争に備えて我が家にも核シェルターが必要だ!」と考えます。そこであさりとタタミはシェルターの中で快適に過ごすためにはどうすれば良いかなど相談し合います。
投げられても「もこもこ」と食べてます
メインはあさりとタタミ二人のシェルターの中での生活(もちろん妄想)です。
「二人?ママとパパは?」という疑問なんですが、「パパとママは老い先短い」という理由で二人用のシェルターということだそう。この言葉を聞いたママが怒りのあまり二人に投げつけたアップルパイ(ホール状)が印象的。
ちょっと暗くなってしまう
シェルターというものの存在を初めて知ったのは小学生の時だと記憶してます。兄と二人でもしシェルターを作る場合、内部はどんな作りなら良いかなどまさしく作中のあさりとタタミのような話をしてたような。読みながらその時のノリを思い出しました。
「そもそもなぜあさりは突然戦争やらシェルターやらについて考えるようになったんだ?」という話なんですが、お馴染みニンジンカレーから派生したものだとわかるオチになっています。自分にとっての日常的な災難を戦争という地球レベルのものに繋げるとか。
思わず鼻で笑ってしまうようなオチですが、現在の社会情勢を考えると何だか昔ほど笑ってこの話を読むことができない気がするのが悲しいところです。