あらすじ
太ってしまったあさりを痩せさせようと、ママはダイエット用品を購入。しかしあさりが全然やる気を出さないためママは怒ります。
「火の車」ってのはよく聞くけど
あさりは太りすぎて着られる服がほとんどなくなってしまいます。
あさりが「お洋服買って」とねだった時に、ママはあさりの目の前で家計簿を開きます。するとそこから炎が出てあさりは全身黒こげ。「火を吹く家計簿」と説明がありますが、この一コマかなりツボです。
ダイエットを始める訳ですが、ママがへそくりをはたいて買ったダイエットフードもあさりには意味なし。「もう痩せなくてよろしい」とママがお洋服を作ることに。しかし布を二つ折りにした到底洋服とは言えないものを(わざと)作り上げ、あさりは「雑巾以下」と表現。さらにタタミが「一着じゃ不便だからこれを着させたら?」とゴミ袋を持ってママの援護射撃。事前に打ち合わせしてた訳じゃないでしょうに、この阿吽の呼吸。
先生も購入したことがあるんだろうか
ここ最近のダイエットネタの中では非常に読み応えがある回。
上述した家計簿のシーン以外にも、あさりが腹の肉を掴んでる絵の横の「むんず‥とつかめるハラの肉」という大きな文字の説明や、ママが作ったあさりの洋服(らしきもの)、ゴミ袋姿のあさりなど、印象的なコマが多いです。
また、連載初期では見られなかったダイエット用品が登場していて時代の流れも感じられます。ママが買ったとされるダイエットフードやホームサウナが紹介されているコマに❇︎で「これをむだ使い‥というんですね。お母さんに教えてあげましょう。」と注意書きがあります。室山先生はダイエット用品に対して何か思うところがあったんでしょうか?
ちなみにあさりが今回使用していたホームサウナはこんなやつでした。
お値段五万円程度ですがママが買ったと思うと感慨深い。