509話 浜野家改築計画

31巻

あらすじ

あさり達の家が古くなってきて、所々傷んできました。パパがそろそろ建て直そうかと提案。あさり達は大喜び。「この家には色々な思い出が詰まってる」と、あさり達は家の中の傷跡などから過去の出来事を振り返ります。

「Don’t Look Back In Anger」とはならないようだ

ママは「この家と別れるのは名残惜しい気がする」と、ママが新婚時代に付けたという柱の傷をあさりとタタミに見せてきます。それは帰宅が遅くなったパパに怒ったママが、包丁を振り回して追いかけていた時につけた傷だというのです。ママはそのことを思い出して「思い出がいっぱい♡」と耽ってるんですが、あさりとタタミはそれを見てドン引き。

ママとのやりとりをきっかけにあさりとタタミは「この床の傷はお姉ちゃんが突き落とした時のやつ」「この壁の傷は私が小一の時にあさりが植木鉢を投げてきた時のやつ」と、喧嘩になります。

あさり「私は小鳥 空をとぶ。」

「家」にクローズアップした回ではありますが、あさりとタタミの「過去のことほじくり返し合戦」が話の大部分を占めています。過去の出来事が色々と紹介されてますが、寝ぼけてベランダで小鳥になりきって空を飛ぼうとしてるあさりをタタミが必死に引きずり降ろそうとしたという話が個人的に一番お気に入りです。

昔から読んでる読者からすると、あさり達の家ってのはサザエさんとかちびまる子ちゃんとかに出てくる家に匹敵するくらい馴染みがある家ではないかと。まあ私ももちろんその一人で、あの広さやインテリアは昔から憧れるものがあります。後々本当にあさり達の家は建て替えることになるわけですが(五十巻以降)、この段階ではまだお預けというオチ。新しい家になった後も私の中であさりの家といえばやっぱりこっちの古い家なんですよね。


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