541話 悲しみのどん底

33巻

あらすじ

あさりは朝から幸せの絶頂でした。なぜなら美味しいと評判のケーキ屋「プチ・シャトー」のクリスマスケーキの受け取り日だったからです。学校から帰ってからすぐにあさりはケーキを一人で受け取りに行きます。

食べログで「予約困難です」と書かれるであろうケーキ屋

プチ・シャトーはマスターがへんくつでクリスマスケーキは十台しか焼かない主義のため、なかなか買うことが出来ないのです。ということもあり、ケーキを持ち帰る時にあさりは周りに見せびらかすようにして歩きます。しかしこのあさりの行動が最大の悲劇を招きます。

その悲劇をプチ・シャトーのマスターが偶然見ていて「かわいそうに」と言ってくれます。あさりが期待するようなフォローをしてくれたわけではありませんが、へんくつとは言えこのマスター十分優しいよね?

ピエールマルコリーニとかサダハルアオキとか

あさりに対してムカつく話は数多くありますが、この話もかなり上位に入ります。

なんせあさりが愚かすぎる行動を取ったが故、ケーキを持ち帰る事が不可能になってしまったわけですから。美味しいと評判、予約が取れない、年に一度のクリスマス、という期待値が嫌でも高まる代物にお前は何してくれてるんだと。

ケーキのビジュアルは披露されてませんでしたが、いつも百貨店のケーキ売り場で高価でおしゃれなホールケーキを見つけると「プチ・シャトーのケーキもきっとこんな感じかも」と思ってしまいます。


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