あらすじ
あさりの財布は相変わらず空っぽ。落ち込んでいるとパパが内緒で五百円をくれます。あさりは早速買い食いして再び財布が空に。しかしその直後にクラスメイトから「神田先生が近々結婚するみたいだから二百円ずつ出し合ってクラスの皆でお祝いを買おう」と言われ、あさりは焦ります。
外歩きながらケーキ食べるとか
あさりがパパからお金をもらって真っ先に向かったのはお馴染みエスカルゴ。新作のケーキを食べながら歩いていると神田先生が美女と歩いてるところを目撃し、あさりは驚きます。
ケーキを買ったせいで金欠になった直後にお祝い金が必要になり困るあさり。しかしそれが次第に怒りに変化。
あさり「三十七年も独身でいたくせに、なんでカバのやつ今になって結婚なんかするんだーっ。」
何から突っ込もうか。
舞々堂は和菓子屋さんぽいけど
美女の正体はお約束の「神田先生の十五歳下の妹」だと描かれてます。そんな設定があったとはなかなか驚きです。しかもこんなに美人だとは。
神田先生の結婚話のインパクトが強いですが、あくまでこの話の軸はあさりの計画性の無さによる金欠ぶりです。まずあさりはエスカルゴの新作ケーキを買い食いしますが、そこに行き着くまでの描写から察するにパパからもらった五百円を正味三十分程度で使い切った事になります。245話(金欠ネタでは度々引用してる回だが)であさりがお小遣いを三日で使い切る様子が描かれてますが、この回を読むとむしろ三日間の猶予がある事すら奇跡に思えるんですが。
さらに終盤であさりは「舞々堂」というお店で栗かのこを再び買い食いします。いいなあ、この栗かのこ。
金欠ネタをベースに神田先生の結婚やエスカルゴと舞々堂のお菓子というキャッチーなものが登場していて読み応えがありました。
ふと思ったんですが「エスカルゴ」は「カタツムリ」をフランス語にした言葉で、「マイマイ」も「カタツムリ」を表す言葉らしいです。もしかしてエスカルゴと舞々堂は系列店だったりするのか?