568話 わすれものおまかせ屋

35巻

あらすじ

学校で金欠を嘆いているあさり。そんな時、クラスメイトが算数のプリントを家に置いてきてしまったと困っていました。あさりはそれを見て商売を思い付きます。それはあさりの足の速さを生かし、休み時間のうちに忘れ物を家に取りに行ってあげるというもの。連日のように依頼が来るようになり商売は繁盛。お金儲けが出来てあさりは大喜びします。

長続きする商売ではないことは明らか

算数のプリントを忘れたと困っているのは吉川ゆかりちゃんと思われる女の子。あさりが料金を電卓で提示すると「高い!」と驚きます。しかし背に腹は変えられないと思ったらしくお願いすることに。額が出てないけど一体いくらだったのか。

あさりは味をしめて「わすれものおまかせ屋」という名の商売を始めます。家が遠い子は料金を少し高くして引き受けるなど、グイグイ行きます。しかし「休み時間に学校を抜け出す」という行為を連日やるのは当然無理があるため、廃業に追い込まれます。

だって何でも屋ですもの

いい悪いはさておき、家に忘れ物を取りに行くって商売はなかなか考えたなと。
地図を見ながら価格交渉するあさりの姿は完全に商人。

しかし気になったのはあさりは毎回依頼人の家に行った時に保護者の人に忘れ物を取りに来たという旨を伝えて渡してもらってたのかと。
となるとその保護者から「お前は学校にいる時間に何をしてるのか」というあさりへの叱責はもちろん、依頼者である自分の子供に対し「忘れ物をして、しかも金で取りに行かせるとは何たる事」と怒られること間違いなしだと思うんですが。

しかしこのあさりが考えた商売は「何でも屋」にありそうなサービスだなと思い検索したところ、本当にありました。

新年あけましておめでとうございます

というわけで新年一発目はこの回からのスタートとなりました。
年明け早々、室山先生が新刊を出すという事を知るという幸先のいいスタートになりました。

2023年もどうぞよろしくお願いします。


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