573話 消えた貯金箱

35巻

あらすじ

あさりはママが銀行に行ってる間の留守番を頼まれます。一人で部屋で過ごしていたあさりですが、焼きイモ屋の声が聞こえた瞬間、鍵をかけずに家を飛び出してしまいます。その間に空き巣が入り、タタミが大切にしているブタの貯金箱が無くなってしまいます。

暗算で答えを出せる自信はない

タタミは焼きイモを食べながら帰宅したあさりに激怒。「空き巣の仕業よ」と貯金箱がなくなったショックでタタミは号泣。あさりはママに助けを求めるも氷の眼差し。
ママは貯金箱の中にお金はどのくらい入っていたのかと聞きます。

「十万!」

あさりもママもびっくり。すると

「…ひく七万八千二百」

「いくつ?」とあさりに答えを聞きます。あさりが答えられずにいると「こんな簡単な引き算も出来ないのよ」と馬鹿にするタタミ。被害者ながらこのもったいぶりかたはタタミにイライラする。

まあ私も好きだけどね

もうあさりに留守番はさせちゃいかんでしょう。
留守番中のあさりのやらかしの元祖は10話「カステラ食っちゃった」なわけですが、戸締りせずに外出した上にその間に空き巣に入られてる分今回の方が罪が重いでしょう。イモを食いながら戻ってきた姿は張り倒したくなります。

タタミによるとブタの貯金箱は小学校に入学したお祝いにママが買ってくれた思い出の品とのこと。なので貯金箱の中のお金ではなく、大事にしてたのは貯金箱そのものだったという事だそう。お馴染みのブタの貯金箱にはこんなエピソードがあったんですね。タタミはブタの貯金箱だけでなく巨大なゾウさんの貯金箱も所持してるんですが流石にデカすぎてそっちは空き巣も持っていけなかったのかと。

考えてみるとあさりは353話でも焼きイモが原因でタタミとママを怒らせてた事があるんですよね。どんだけ焼きイモに対して見境が無いのかと。


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