708話 ハッピーちゃん
あさりは冷たい風が吹く中下校していました。するとどこからともなく祭囃子が聞こえてきます。そして目の前にハッピ姿の「ハッピーちゃん」と名乗る女の子が現れます。
読んだ感想→何だコレ。
番外編でらっきいドラコちゃんというキャラあさりの目の前に登場した話がありましたが(498話参照)それを彷彿させます。唐突に現れてアサリをイラつかせるという流れに既視感。
この話は読者の方が作ったお話だそうですが、後々読者から不評だったことが明るみになってます。それを見た時「だろうね」と全く異論はなかったです。
709話 不思議な生物
学校帰りにあさりはゴミ置き場で可愛い動物がいるのを発見。迷わず連れて帰ります。ママにお願いして一晩だけ過ごすことに。喜んで可愛がるあさり。しかしタタミは「なんかその生き物、変じゃない?」と違和感を露わにします。
「ミュー」という鳴き声のこの動物は名前すらありません。タタミが「犬なの?猫なの?」と聞いていて読んでる側も「確かに」と。
可愛さに惹かれてあさりが連れてきたのは納得ですが5巻で超絶不細工な犬拾ってきてたよね(75話)?
あさりは人間の男の顔には厳しいが動物のビジュアルのストライクゾーンは広いのか。
オチは意外性があると思います。
710話 サンタにお願い
まだタタミが幼稚園に通っていた時。あさりは自分も一緒に幼稚園に行きたい!とゴネます。拗ねていると突然目の前に小さなサンタが現れます。あさりはサンタに「幼稚園に行きたい」という願いを叶えてもらえることに。翌日目を覚ますと突然体が小さくなり、タタミの幼稚園のカバンに入ることに成功します。
扉絵に解説がありますがなぜか今回のあさりはとても可愛いビジュアルで描かれています。しかし体が小さくなった段階で我々がよく知ってる姿に。
突然あさりを可愛くしたのもサンタを登場させたのも、サンタの末路も「何なんだ」という感想。
幼稚園児のタタミの姿は一切出てませんがあさり同様可愛かったのかが気になるところです。
711話 勝負!! あさりvsママ
あさりとママは二人で街で買い物をしていました。疲れたので何か食べようという話になり、ママが選んだのはファミリーレストランタイプの店。ママは入り口のショーケースを指差しながら「仲良し親子セット」を一緒に食べましょうと提案。そのメニューは小学生未満じゃないと頼めないものでした。あさりは「もう四年生なのに!」と激怒します。
「こんなの食べたくない!」というあさりと、「それなら帰りましょう」というママの攻防戦になります。そしてママはジャケットを脱ぎながら
「それでもセットがいやだというなら、かかってきなさい。」
というセリフを吐いてファイテングポーズ。
この話では久しぶりにママの勇姿が見られます。ママ、今まで生きてきてどうやってこんな喧嘩の仕方を教わったの?
そして今回はあさりとママの行動についての説明が多く書かれてます。序盤から「読者の皆さんはお気づきだろうか」というセリフが出てきますが、オチでもこの手法が活かされています。作者からあさりのキャラを説明してもらえるのはなかなか新鮮です。
とりあえず私はこの話でママに惚れ直しました。