5話 お使い戦争

戦艦ヤマトからの地方あるある

今回はあさりとタタミ二人でお使い中に巻き起こす騒動が描かれてます。
買い物中の騒動で印象に残ったのは戦艦ヤマトが出てくるところです。「姉妹ゲンカをこうやって描くか」と思ったと同時に「室山先生の趣味が出てるな」とも思ってたんですが、公式サイトによるとやはり室山先生はヤマトのテレビシリーズには思い出がある、との事です。先生の地元である熊本で第1話を見て、その週に上京したので、2話以降は東京で見ようと思ったらもう最終回だったそうです。東京は進んでる、と思ったそうなんですが地方出身者の私にとっては結構わかる話です。地元は中学生くらいまでテレ東が映らないようなところでした。その名残でいまだにテレビ欄見る時、何となくテレ東は最後に見てしまいます。

闇金タタミ

買い物中の二人のやり取りより、タタミの悪徳金融ぶりの方が印象に残ります。あさりはタタミに借金がある、というのがこの話の鍵になってるんですが、タタミの「この額でここまであさりを奴隷にするのか」感がすごいです。
2話ではあさりは金欠、タタミは貯金が沢山、というのが基本ベースであるように描かれてましたが今回もまさにそれです。ママは毎月のお小遣い以外はくれなそうですし、借金する際、頼れるのはタタミしかいないという空気も出てます。
今回の借金は小銭で済む額ですが、これだけフル活用してるので事実上利息がついてるようなものです。あさりが借金してからどれだけ時間が経ってるかは明記されてませんがタタミに借金はするもんじゃない、という事はよくわかりました。そしてあさりの態度を見る限り、返せる見込みが無いようです。計画性無くお金を使うあさりと、そんなあさりにお金を貸して法外な利子で取り立てるタタミ、という図式になりますが、まんま闇金とその客じゃん、と。あさりは大人になってからおかしなところで金を借りないようにと言いたいです。

これが始まりかも

タタミのあさりに対する扱いの酷さが出てる回でした。まだ5話ですが、この話に比べれば過去の4話のタタミの言動はまだマシだったように思えます。ここからだんだん酷くなるのか、はたまた横ばいか、時々こんな感じになるだけなのか、動向が気になります。

あさりちゃん(第1巻) (てんとう虫コミックス) [ 室山まゆみ ]

あさりちゃん(1)【電子書籍】[ 室山まゆみ ]


タイトルとURLをコピーしました