8話 催眠術でいい子になろう

そのレシピはママのため?

あさりとタタミが二人で本屋で料理本を立ち読みしてレシピをメモる、という迷惑行為をするところから始まります。現代でいうデジタル万引きと同じ行為ですね。以前サザエさんの漫画の中で、サザエが料理本を立ち読みし、レシピを頭の中に入れて帰宅し、忘れるとまた本屋に確認に来る‥というのを繰り返してるシーンがありました。あさり達の行動と比較するとメモって無いだけサザエの方がマシか?と思ったんですが、完全に目くそ鼻くその話です。

五円玉を左右に揺らすベタなやり方

あさりとタタミがママから無理難題を出されます。あさりはどうしたものかと悩みますが、タタミは得意げにこう言います。

わたしなんか、三時間もかかっていいこと考えたのよ。

催眠術を使えばいい、というのがタタミが行き着いた結論です。小六の子が三時間の塾考の末たどり着いたのが催眠術というのは賢いが故なのか、もしくは浅はかな故なのかは判断できかねますが。

で、これを読んで催眠術の本ってそんなに簡単に手に入るものなのか?と思ったんですが

催眠術の教科書 誰でもできる [ 林貞年 ]

あるんですね。初めて知りました。

小学生が手を出すにはリスクが高すぎないか?

あさりとタタミが協力しあって二人で問題を解決する、という内容でした。そもそも今回はママから出されたミッションて二人だけで何とかしなきゃいけない事なのか?と思う物です。解決出来なかった場合の罰は二人とも何としてでも避けたいものでしょうから必死になるのも無理ないですが。
タタミはまずあさりの前に冬眠中のカエルを起こして催眠術をかけてましたがカエルにしてみりゃいい迷惑です。カエルの次はいよいよあさりにかけてましたが、もういっその事ママにかけた方が早いんじゃないの?と思ったりもしました。

これまでの話は何かしらの理由であさりよりタタミの方が優位に立っていましたが、今回は対等な立場だったと言えます。普段は喧嘩ばかりでもこういった状況になると協力しあうようです。だからと言って微笑ましい、という光景はなかったですが。

上述した通り本もあるみたいなので催眠術を少し試してみたくなった愚かな私です。ていうか最後のコマであさりが謎のアイテムを使ってるんですが、個人的に結構欲しいと思ってしまいました。

おわり

あさりちゃん(第1巻) (てんとう虫コミックス) [ 室山まゆみ ]

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