絵を見る限りゆうに20枚はある
あさりが普段いかに0点ばかりとっているのがわかるシーンから始まります。自分の人生を振り返ってみるとテストで0点てとった事ないんですが(1桁は無いが30点以下ならある)、それは実は自慢に値する事なのかと思ってしまいました。この漫画を読んでいるうちに麻痺してきてるようです。
あさりの成績アップのためにタタミがバックアップ
今回はママの思いつきでタタミにあさりの家庭教師をさせる、という話です。
勉強中イラついたタタミがあさりの頭を掴んで左右に振ると、からからという音がし、
のうみそほとんど入ってないわね。
と、毒を吐きます。効果音から察するに、もしかして本当にこれしか入ってないのか?
肝心の家庭教師を初めた後の成績も描かれてますが、驚愕の結果です。
教える方にだって権利がある
経験上、身内に勉強見てもらうというのはお互いストレスになると思います。普段けんかばっかりしてるあさりとタタミならなおさらでしょう。どんなに家庭教師や塾の先生が優秀でも本人のやる気がなきゃ効果は出ないですし、なんせ教え子はあさりですよ。タタミなりに一生懸命やったみたいですが、結果がこれって。そして何よりイラつくのはあさり本人がその結果をそれなりに喜んでる事です。あさりは24話で100点を取ってましたが、ここまで来ると幻のようにさえ思えます。
今回タタミはママから提示されたバイト代で家庭教師を引き受けますが、14話であさりを歯医者に連れて行った時もお金をちらつかされてましたね。タタミを動かしたければそれが一番手っ取り早いようです。今回のバイト代は小学生にとっては良いものだったようですが、なんせ教え子はあさりですよ(2回目)。そう考えると割に合わないかもという気さえします。少なくとも私だったら一日で家庭教師は放棄しそうです。
タタミが家庭教師をする、というあさりの成績の悪さをテーマにした話の中では珍しさを感じるものでした。テーマ自体はこの漫画の定番ですが今回も含め、読むたびにあさりの出来の悪さに対する新鮮な驚きがあるのはやはり作者の腕でしょうか。
あさりの出来の悪さ以外に目についた事
どうでもいいですが終盤のタタミの服のデザインが超絶ダサいんですがこれは狙ったんでしょうか。室山先生は初期の作品について「絵が下手」「構図もダメ」「服もダサい」と言ってましたが、これはさすがにちょっとびっくりしました。
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