あさりの予感が的中
航海初日にして嵐に遭い、イカダ転覆です。全員バラバラになったわけですが、あさり、タタミ、ママの三人は砂浜に打ち上げられ、また一緒にいられる事に。パパとシージャックさんは見つからず、大きな岩にそれぞれ「パパのはか」「シージャックさんのはか」と書き、ママとタタミは一仕事終えた、という表情。家族とバラバラになったのに悲壮感なさすぎです。その間あさりは木に上り、自分たちのいる場所がどんな様子かをチェック。

イカダで世界一周しようとしてる時点で十分サバイバルですがね。
せめて手くらいは出してやれ
そして無人島での夜を迎えます。気温が下がって来てるため、三人は何とかして暖まれないかと考えます。その時タタミが名案を思いつきます。タタミとママは、暖かいでしょ、と言いながらあさりを首だけ出して地面に埋めます。あさりが身動きが取れない、トイレに行けない、と喚くと、それもそうかと言い、あさりをそのままにしてママとタタミはたくさんの枯れ葉を布団代わりにして爆睡。この状況でよくそんなに寝れるな。
あさりだけ身動きが取れずにいると、突如「ボテボテ」という音と共に、あさりの目の前に得体の知れない動物が現れます。あさりが恐怖で怯えると、その動物はあさりの顔をおもいっきり舐めます。「食われる」とあさりは危機感を感じ、そのまま気絶。
ここで新たな展開が
あさりは翌朝、ママとタタミに、怪物が出た!と言います。

あさりはママとタタミに怪物の特徴(上図参照)を伝えます。2人が想像したのはあさりが見たものと少し違い、毛むくじゃらの猫のようなものでした。2人は瞬時に「毛皮の帽子やマフラーに出来る!」と思い、怪物を捕まえに走ります。無人島の生活を余儀なくされてる状況で、こんな事を考えられる位の生命力、もはや天晴です。
あさりもママたちを追いかけます。が、見失ってしまい怖くなっている時に物音がし、振り返ると件の怪物が目の前に現れます。あさりの運命は?
続く。
無人島でも3人は変わらない
ここから大長編の折り返しなわけですが、無人島での3人の描写がメインです。奇跡的に生き延びて、しかも同じ島に流れ着いたという、完全な漫画ならではの展開です。食べ物や寝床の確保にすったもんだがあるんですが、その最中ギャグもちょいちょいあるんですがそういった描写のおかげか、3人が危機的状況にあっても、読んでてハラハラする、という風にはならない思います。もともと1話完結の小学生向けのギャグ漫画でそんなに過剰に緊迫感は必要無いでしょうから、これはこれで違和感なく読み進められます。ていうか3人とも家にいる時のテンションと変わらない気もしますね。
そしてここで、また怪物登場という展開があったわけです。怪物のルックスはブサイクではないけど可愛くもない、といったところでしょうか。最初に登場した時、笑顔であさりに近づいてますが、二足歩行の生き物がいきなり近づいて来たらそりゃ怖いよね、と思います。
シージャックさんは嵐とともにいなくなったわけなんですがこの後また登場するのか、怪物と何か絡むのか?あと残り40ページ弱なので次回で最後のレビューになると思いますが、最後にどうまとめるのか‥といったところで次回に続きます。
悪いのは自分であってこの話に責任は一切無い
あさり達3人が石でパパ達のおはかを作ったシーンがある、と述べましたが、実は私にはそれに纏わる少し苦い思い出があります。

小さい時の私、不謹慎すぎです。
ていうかこの漫画に影響されすぎだろ。