82話 残りもの委員

大人になった今となっては懐かしい響き

あさりがクラスで委員をやりたがる、という話です。誰が始めたものなのかは知りませんが、小学生の時からクラス委員というシステムはありましたね。大抵一番勉強が出来る子とかがなってたような。立候補なり推薦なりで決めてた気がしますが、クラス内の序列が垣間見えるイベントでした。こういうのを思い返すと、「子供は気楽でいい」というセリフを吐く大人はよくいますが、小学校時代になんて全然戻りたくないですね。

タタミもよほど嬉しかったとみた

冒頭、あさりは70点のテストの答案を持ちながら下校し、ママに大いばり出来る、とご機嫌です。「サザエさん」のアニメの第1話でカツオが75点のテストを天下を取ったかのように見せつけてたんですが、70点台というのは彼らにとって大台のようです。
喜んでるあさりにタタミが横から「70点なんて恥ずかしい」と水を差します。

バッジの大きさ的には弁護士バッジとかに近いのか。

70点のテストvsクラス委員長

家に帰ると、ママはタタミがクラス委員長になった事に大喜び。タタミは「無理やり押しつけられちゃって」「委員長やると勉強時間が減るから嫌なのよね」と笑顔でマウント取りまくり。
あさりは70点の答案を後ろで見せ続けるも、二人ともガン無視。で、その日の夕飯は絵から察するにステーキだと思われるんですが、タタミとあさりで大きさに4倍位差があります。あさりは当然文句を言いますが、

だってタタミのおいわいですもの。

とママが言うんですが、それとこれとは違くない?

バッジは印籠のようなものらしい

その後あさりは事あるごとにタタミにバッジを見せつけられ、力関係が上である事を誇示されて怒り出します。タタミは悔しかったら自分も委員になれ、と言われあさりもその気に。が、委員は全て決まっているためどうしたものかと思い、あさりは「自分で委員を作ればいい」と考え、見事バッジをゲット。

で、タタミが学校で恥さらしな事はやめろ、というコマで終わるんですが、オチの前にあさりが

先生もみとめてくれたもん。

とあさりが得意げに言ってます。先生、器がでかいな。

時代背景は関係してるのか

クラス委員長ってそんなに偉いんでしたっけ?まあ確かに冒頭にも言いましたが「クラスで一番しっかりしてる」「成績優秀」の烙印を押された証になるとしても、ステーキでお祝いするほどなのか。まあママに至っては専務婦人につられてイカダで世界一周に臨んだ人間なので79話参照)、喜ぶのも無理ないということで。

内容より目に留まったこと

最後の方であさりのクラスの先生が出てくるんですが、このルックスからしてこの人は神田先生って事でいいんでしょうか?あさりの担任と言えば神田先生なわけなんですが、初登場がいつなのかはよくわかってなかったんですよね。初期ということもあり、見た目はまだ完成形(?)じゃない感じなんですが、この髪型やスーツはやはりそうではないかと。だとしたらこれが初登場って事になりますね。このタイミングで出てたなんて全然覚えてなかったです。

家の中以外のネタも増えてきましたが、まだ校内の出来事が具体的に描かれてるという話はないんですよね。先生も出てきましたし、少しずつ校内の話が出てくるかもしれないですね。


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