あさりが水泳教室に通う、というわけではない
水泳ネタです。あさりが水泳が得意でタタミがカナヅチ、という設定が初めて登場します。振り返ってみるとあさりの取り柄って今まで「くじ運がいい」事くらいしか描かれてなかった気がします。90話で初めて主人公の得意分野が出るってある意味すごいです。
水泳に関しては無敵らしい
カナヅチのタタミに、あさりが水泳を教えてあげてはどうかとママが提案します。タタミはとても嫌がりますが、あさりは今までタタミに勉強を教えてもらう時など酷い扱いを受けてきたので、仕返しのチャンスとばかりに二つ返事でok。タタミもしぶしぶついて行きますが、プールではタタミが溺れるのをバカにしたりと、物凄く偉そうな態度を取ります。タタミはいつもバカにしてるあさりが非常に大きく見えて、今回ばかりは見下す事が出来ず、いつもと完全に立場が逆転です。が、最後の最後でまた立場が逆転して終わります。何が起きたかというと、プールが水漏れで使えないので、水泳大会の代わりに「算数の計算大会をやる」というオチ。水泳の代わりになぜ算数になる?
せめて球技大会とか
あさりは500メートル泳げるという位水泳が得意という事が描かれてます。今回はいつもと逆になってる様子がメインで描かれるんですが、あさりの態度はまあ憎たらしいです。普段からタタミがやってる事をやり返してる、と思えば読者もそれなりに納得できるんでしょうか。最後のオチは結局いつものあさりの「そんなんありか」エンドになっていて、持って行き方が強引な気もしますが、やはりあさりが最後にこの状態になってる方がなんだか見慣れてるので落ち着きます(初期は特に)。
今まで、最終的にタタミも一緒になってママに怒られる、というパターンはありましたが、あさりにバカにされ続ける、という話は無かったですね。あさりとタタミは得意分野が完全に逆なので、今後もこの話の応用パターンは出てきそうです。面白い、とか好きな話、というわけではないんですが、タタミがあさりに能力の差で歯向かえない初めての話という事と、何度の言いますが、だから何故算数に?という感想を持ったので、よく覚えてる話の一つになります。
序盤、元気がないタタミに、あさりが勝手に失恋だと決めつけて、あさりがスナックのママ、タタミがお客さん、という茶番があるんですが、こういうドリフのコントチックなやり取りは好きです。