小学生の女子二人が母親を殺せそうな程の力があるようだ
今回の話はママによる、あさり達の性格改善シリーズです(いつの間にかシリーズ化)。ママがあさり達に「思いやりを持ちなさい」と二人に怒ります。
きっかけはママがあさりに肩叩きを頼んだ事でした。あさりはママから強く叩いて欲しい、と頼まれてそれに応じますが、強く叩き過ぎてママが死にかけます。タタミが静止し、自分がやると言ってママの背骨のマッサージをしますが、これまた正気とは思えないような強さで揉み、ママは絶叫します。で、ママは二人の行動に対し、親に対する思いやりがないのかと怒るんですが、思いやり云々の問題なのか?
ママから思いやりとは何か、という事をレクチャーされ、あさりとタタミは思いやりについて考えます。二人で「もし外出中に困ってる人がいたらどんな行動を取るべきか?」と話し合います(重い荷物を持っているお年寄りに遭遇する、など)。で、二人がそれぞれもし自分ならこういった行動を取る、という回答が安定のクズっぷり。
単にパパがどうでもいいだけか?
その後、雨なので駅まで傘を持ってパパのお迎えに行って欲しい、とママに頼まれるんですが、あさり達がパパの傘を折ってしまい、ママが持たせてくれた代わりの傘がキーアイテムになります。ていうかパパは8巻ではこれが初登場なんですが、1コマしか出てないという扱いです。
オチの感想としては、ママは何でそんなものを家に保管していて、今この状況で持たせようと思ったのか?と。あさり達が躊躇うと、
カサはカサよ。
と、まあ確かにそうだけどさ、という返事。
今回のテーマは「思いやりとは何ぞや?」というもので、ママが言い出しっぺなわけですが、最終的に「ママだって思いやりが無いじゃん」という終わり方をします。この感じ最近見たな、と思ったんですが、106話ですね。106話ではあさりとタタミに「ママだって全然ダメじゃん」と最後に責められてましたが、今回はあさり達は面と向かってママに責めてるわけではなく、ママも全く自覚が無さそうなのが106話との違いです。性格改善というテーマで言うと、1巻で早くも出てきてて(8話参照)、この時はまだママのダメなところは全然出てきてなかったですね。ママがあさり達に対して怒って、結局ママのダメなところだ出て終わる、というのは今後パターン化してくる予感です。そういった身勝手なところもママ好きとしては魅力に感じるんですが、好きじゃ無い人からするとむかつきますかね。
どうでもいいんですが、あさり達がパパの傘を折った時、二人が喧嘩した事が原因で折れてしまったのに、ママは全く怒ってませんでした。たまにママの怒るポイントがよくわからない事があります。