119話 スキーへいこう

あさりはここまでバカだった

まだ季節は冬です。タタミはクラスの友達がスキーの話で盛り上がってるのを見て、帰宅してから友達の話に入れないから今年はスキーに行きたい、と言うとママは、あさりが寒がりだからスキーなんてとても行けない、と言います。タタミはスキーのために何とかあさりの寒がりを克服させようとします。

あさりの寒がりを直すために、タタミはあさりに嘘をつきますが、それがこれ。

「あさり、あんたパパが来年転勤することしってる?南極の支社にいくんだって。わたしたちもひっこしするのよ。」

かなり無理がある。で、あさりも南極なんかに会社ができるわけない、と言い返します。あさりもそこまでバカじゃないって事ですね。しかしタタミは涼しい顔でさらにこう言います。

時代とともに文明はすすんでるのよ。

と、あさりをバカタレ呼ばわり。タタミは畳み掛けるようにあさりを脅し、あさりは「凍って死にたくない」と喚きます。信じたのかよ。で、あさりを寒さに慣れさせるために開けっぱなしにした冷蔵庫の前に立たせたりと、いかにも小学生らしい発想で鍛えさせます。

パパは今回も最後のコマだけ出てきます

最終的にタタミが自滅する形でスキーには結局行けずに終わるんですが、

「南極?なんだそれ‥。」

の言葉にあさりがキレてるんですが、あんな嘘信じるのはお前くらいだろ

民間人が住める場所ではないぞ

何でしょう、この前話からのデジャブ感。前話ではタタミはあさり以上の寒がり、と言ってたし‥等色々細かいツッコミを入れたくなりながら読み進めてました。
タタミがスキーに行きたがる話、という事は記憶にあったんですが、あさりをどう説得したかまで覚えてなかったわけです(8巻は記憶に残ってない巻なので)。で、久しぶりに読み返したら、騙す方も騙された方も、姉妹で競ってるのかと思うくらいのバカっぷりでした。前半はあさりがどれだけ寒がりなのかがメインで描かれてて、そっちの方が印象に残ってる読者も多いのかな?と思ったんですが、個人的には「南極に引越し」の方が強烈でしたね。

この話を読んでて、昔テレビで放送されていた「笑う犬の生活」という番組の「小須田部長」というコントがあったんですが、それを思い出しました。久しぶりに見たいです。

ミル姉さんとかも好きでした


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