125話 マンガ命

チリ紙交換て今の子供は知ってるんだろうか

あさりの成績アップのためにママとタタミが画策をする話はこれまで何度かありましたが、今回は「マンガを読ませない」という事に焦点を当ててます。あさりが勉強せずに漫画ばかり読む事に怒ったママが、あさりのマンガを破いた事が始まりでした。
タタミはあさりとママのやりとりを見てあさりをマンガ断ちさせ、もし漫画を少しでも読んだら一年間お小遣いなしにするという提案をし、ママもいい考えだ、と賛成。結局抗えず泣く泣くあさりもマンガを全て手放します。その時に家の前にチリ紙交換のトラックがいるんですが、「最近あんまりこのアナウンス聞かなくなったなあ」などと思ってしまいました。

あさりはマンガ中毒だった

ここからあさりのマンガ無し生活が始まるんですが、あさりのマンガを読みたがる様子はアル中やヤク中の人間を彷彿させます。まずマンガを処分してから1週間位で部屋の物を暴れて壊す様子は完全に禁断症状です。さらにこっそり本屋に立ち読みするところは、止められてるのに隠れてお酒やクスリを買おうとする人間のそれです。

パパが助け舟になるか

パパは、あさりだけ好きな物を断つのは可哀想、ママとタタミも何か一つずつやめてはどうだろうか、と提案します。

タタミ「禁  あさりいじめ!」

ママ「禁  むだづかい!」

という事になったんですが、最後のコマは禁断症状が出てる人間が三人になって終わります。

成績が上がらないから漫画を一切読めなくする、というのは短絡的すぎますが、おこずかいをほとんどマンガに費やしている事にもママは腹が立ってたみたいです。しかしこんな方法で成績が上がれば苦労しないでしょう。
最後はママとタタミも全然ダメ、といった終わり方なわけですが、三人で暴れてる様子はもはやあんまり笑えないものがあります。

ママが暴れながら

ハンドバッグクツー、ほしい〜っほしい〜っ!

と言ってるんですが、普段から「むだづかいしてる」って意識はあったんですね。

最後まで読んで思ったんですが、ママがあさりに成績が悪い事を怒る、という話は振り返ってみると最近ずっとなかった事に気づきました(68話以降かも)。というわけで何気に新鮮に思えた回でした。


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