134話 いいおヨメさんと悪いおヨメさん

これまた今の時代なら描けないだろうネタ

あさりはおヨメさんになりたい願望をタタミに言うと「あさりには無理」と一蹴されます。喧嘩になり、あさりは

「ママがなれたくらいだから、わたしだってなれるもん!」

と、口走り、ママにボコられます。自分の母親のことをどう評価してるんでしょうか。

読者に「あなたもやろう」とのこと

で、タタミが「おヨメさんになれるかテストする」という事で、色々問題を出します。テストの中身としては、クラスの男の子が自分の給食を横取りしたり、そうじをサボっていたらどんな対応をするか?といったもので、あさりの答えは尽くアウト。タタミが模範解答(何基準だ?)を述べると

「そんなバカな〜!どうしてそんなに男の子をあまやかすの〜!」

と激怒します。あさりの解答は全然ダメなのには変わりないですが、この感想に関しては個人的にあさりが正しいと思います。

そもそもタイトルからして物議を醸しそう

「いいおヨメさん」「悪いおヨメさん」ていうワードがもう今では使えないでしょうね。今回はちょいちょい室山先生がコマの端から小さい自画像と共にツッコミを入れてます。「オールドミス」という言葉も一緒に書いてあるんですが、「オールドミス」というのは婚期を逃した女性の事を指した言葉で、今は完全に死語かと思われます。この話を描いた時の室山先生、多分まだ20代後半なんですよ。今なら30才で結婚しても遅いとは言われないでしょうから時代を感じますね。さらに後半には

「ブスで悪かったなっ!!」

とも言ってるんですが、室山先生、この時プライベートでも何かあったんでしょうか?

タタミがあさりに出したテストの内容も、フェミニストが激怒しそうなものです。女の子に対する決まり文句で「いいおよめさんになれないよ」という言葉をよく耳にしましたが、この言葉も最近はあまり聞かなくなった気がします。40年近く経ってこんなに色々変わったのね、と思いなかなか興味深い回でした。
どうでもいいですが、テストの中のイラストで、あさりの給食を横取りしたりしてる男の子は54話に登場してた男の子では?と思いました。


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