157話 あや子ちゃん登場 Part.Ⅲ 本当のお友だち

この話で初めて知った名言です

「友を得る唯一の方法は、自分がよき友たるにある。」 エマーソン

今回の話は扉絵に上記の名言が記載されています。あや子ちゃんシリーズ最後にしてテーマは「友情」といったところでしょうか。先に言っておきますが、今回はこのシリーズの中で一番笑いどころがない話です。

読者もあさりと同じ疑問を持ってたんでは

あさりのせいで、タタミはあや子ちゃんに絶交される危機にさらされます。タタミはあさりに激怒しますが、あさりはなぜあんな鬼のような子と友達でいたがるのか、と折檻されながら聞きます。

タタミ「あや子ちゃんちはお金持ちで、おまけにあの子気前がいいのよ。」

その言葉を聞いたママは青ざめながらタタミに問いただすと、タタミの学用品などほとんどあや子ちゃんからもらっていた事が発覚。ママは情けなさに号泣。

ママ「“もの”につられて、友だちでいるなんて最低です。そんなの友達じゃありません。」

という言葉にショックを受けたタタミは、あや子ちゃんのもとへ絶交覚悟でこれまでのことを謝りに向かいます。

今まででギャグが多いシーンはPartⅠだったという感想

あや子ちゃんシリーズこれにて終了です。最終的にタタミとの友情というのを落としどころにしてました。3回ともあさりがあや子ちゃんに嫌がらせをされる、というパターンでも内容によってはそれもありだったかも、と思いますが。3話目にこういう話を描く事を先に決めた上で最初の2話を伏線として描いたのか、はたまた結果的にこういう話で終わらせたのかは謎ですが、こういったテイストの話も描いてみたかったって事でしょうか。ママが号泣するシーンなどは今回も「シャレになってない感」が強かったですね。さすがに今回のタタミの言葉は、往復ビンタや逆さ磔という制裁はふさわしくないですがね。冒頭にも言いましたが、全然笑える回ではありませんので、読むときはそのつもりで、とだけ伝えておきます。


タイトルとURLをコピーしました