単純にさんごママを尊敬してしまう
前々回がクリスマスネタですが、今回はお正月ネタ、というかおせちに特化した話です。さんごママがおせちを手作りで作っているところが出てきます。
War is over ?
時は12月31日。ママは起床直後からピリピリしています。この日は毎年恒例、おせち作りという名の戦争があるのです。台所には「おせち製作中につき立入禁止」の札とバリケード付き。そのおせちのつまみ食いを狙うあさりとタタミ、というのも毎年恒例で、ママは常に目を光らせなければなりません。という例年のパターンを踏まえ、ママは「今年からはおせちは仕出し屋さんに頼んだ」と言います。で、あさり達はママが外出中に届いたおせちを二人で全て平らげます。
きんとん、黒豆、数の子辺りは好きだが
あさり達が大晦日のうちに全部おせちを食べてしまう、という「いつものやつ」感がある話です。ママは怒って制裁を下しますが、パパまで巻き添えをくらってます。ここ何回か笑えない話が続いてて、今回も爆笑するというシーンはなかったものの、妙に安心感があるオチです。
久しぶりに読み返してみましたが、おせちを自分で作るという行動を取っていることはほんとに尊敬しますね。そもそも自分で作る、という発想なんてハナからないです。というかそんなに私、おせち好きじゃないですし。けどあさり達が言う「つまみ食いはおいしい」ってのはわかります。あさり達は全ておせちを平らげたようですが、小学生にしておせちをここまで好んで食べてくれる子もそうそういない気もします。ママが頑張って台所で奮闘する様子も主婦になってからは「あるある」だと思いながら読めました。というわけで思いがけず楽しめた回でした。