ネーミングセンスについてはもはや突っ込む気にさえならない
前回からの続きです。
この格好をしてるママ、めっちゃスタイルいいですね。
時代も場所も皆目見当がつかない場所での人探しとあって、三人は出来る気がしません。森を歩き回っている時、あさりだけが森の中にいる鳥達の言葉がわかるという事が発覚。前回ドラゴンにかみつき、血をなめたせいだとタタミが言います。あさりは一匹の鳥をお供にさせます。あさりが鳥に付けた名は「ポチ」。
ジークフリードがどこにいるのかと鳥(ポチの親)に聞くと「ジークフリードは死んだ」と衝撃の事実が発覚します。話によると、ドラゴンの返り血を浴びなかったところがあり、そこを弓で刺され死んだというのです。
娘の前でなんと物騒な事を言うのか
ジークフリードが死んだとなると、目的が果たせないのでもとの時代に戻る事ができない!と三人は絶望。しかしここでママが斜め上のアイデアを出します。
ママ「あのドラゴンをぶっ殺して、わたしたちが不老不死になればいいのよ。(中略)なんたって不老不死ですもの、いくらでもすきなことができるわよ。」
あさりもタタミも、グッドアイデア!と賛同。三人は善は急げと、サザエさんのエンディングさながらの張り切った歩き方でドラゴンの元へ。が、手ぶらで戻った事でドラゴンは怒り、口から火を吐きます。
「メラゾーマ」くらいの威力でしょうか。
さすがのママも「歯が立たない」とドラゴン殺害計画は断念。ドラゴンに事情を話すと、ならば指輪はジークフリードの妻だったブリュンヒルデという女性がもっているはずだ、とママを人質として自分の側に置き、あさりとタタミに再び探しに行かせます。
ブリュンヒルデ登場。そして食い違う主張
道中、あさり達が川に入ると中で指輪を発見。取り損ねてタタミと口論になりますが、ポチがブリュンヒルデがいる!と教えてくれます。ブリュンヒルデは崖から川に指輪を捨てていたのです。早速あさり達はブリュンヒルデの元に行きます。
ブリュンヒルデにあさりとタタミは自己紹介。あさりはブリュンヒルデに向かって
「ブリおばさん」
と言い、さらに何故指輪を捨てたのか、盗んだものを勝手に捨ててはいけない、と言い出しますが、あさりはブリュンヒルデに頭をひっぱたかれます。ブリュンヒルデに言わせると、「おばさんと呼んだ事に怒ったわけではない」そうですが、あまり信用出来ない雰囲気。
ブリュンヒルデは指輪は盗んだわけではない!と怒ります。もともと指輪はライン川の水の精がまもっていたものでそれをドラゴンが盗んだので、元に戻しただけだ、と言うのです。
あさり達はドラゴンが嘘をついていたと気づきます。が、ブリュンヒルデは指輪を狙うものは子供でも容赦しない!と剣を取り出し、あさり達に向かって来ます。
続きます。
やはり大長編にこそママは登場して欲しい
鳥にポチと名付けたり、ブリュンヒルデにおばさん呼ばわりしたりと、ちょいちょいあさりのボケが入ってますが、何よりママのぶっ飛んだ発想が衝撃的でした。大長編はスケールが壮大になりますが、ママのぶっ飛び方も壮大になるようです。
んで、ドラゴンは序盤から不敵な笑みを浮かべてましたが、あさり達を騙してたって事がはっきりしてきましたね。指輪を何としてでも手に入れたいドラゴンと絶対に渡したく無いブリュンヒルデという図式が出来てきましたが、これにあさり達がどう巻き込まれるのかといったところです。ここまで見た感じだと、ブリュンヒルデが今のところ一番まともな人間に見えますね。
次から後半に入ります。