221話 ぶりっ子ハマチとトド娘

世の女子はタタミに共感するだろうか

今回はタタミがこれまで見せた事ない姿を読者に見せてくれます。とは言っても207話のような茫然自失になってるわけではありません。

ぶりの子どもをハマチといいます

タタミが男の子と電話しています。その時のタタミのぶりっ子ぶりがあまりに凄いので、あさりはタタミを「ハマチおねえさま」と呼びます。タタミが突っ込むと

あさり「ぶりっ子だからハマチ〜ッ!」

とケタケタ笑います。それに対しタタミ

タタミ「古いシャレいうんじゃないの!トド子のくせに!」
あさり「ト‥トド子!?」
タタミ「トドみたいにみにくい子って事よ。」

あさりが「ひどい、シャレになってない!」と突っ込みますが本当にハマチと無関係。ていうか例えに使われたトドがかわいそうです。
タタミは電話してた時「クラス委員だし町を案内してあげる」と言ってたんですが、ママはあさりにこう言います。

ママ「転校生なのよ。男の子のね。かっこいい男の子をみると、タタミがちょっかいだすのは、タタミの病気だから。まあ、いつものことよ。」

娘に対して「病気」呼ばわりする母もひどいですが、普段タタミはどんな生活してるんでしょうか。

女が嫌う女=ぶりっ子というのはよく聞くが

冒頭の電話のシーンからタタミのぶりっ子が炸裂してたわけですが、話のメインである男の子と実際会ってる時のやり取りは想像を上回るぶりっ子が炸裂です。普段読者が抱いてるタタミのイメージからはあまりにかけ離れてるんじゃないかと思うので、タタミの台詞はあえて何も書かなかったので、どんだけのものなのか絵と共に確認してもらいたいです。

あさりはタタミのぶりっ子ぶりに気持ち悪がりツッコミを入れてるわけですが、読者の大半があさりと同じポジションだと思います。いつものタタミのイメージと違う、と言ったものの、じゃあこんなタタミの姿を見て読者が幻滅するかというとそうはならないんじゃないかと思います。というのはこんだけ男好きだったらこれ位の事はするでしょ、ていう。読む限りタタミ本人も男の子の前で取り繕ってるという自覚は十分あるようです。これまで見たところ同性から嫌われてるというわけでもなさそうですし、そこら辺はうまくやってるということかもしれません。小六にしてなかなかわきまえてるようですね。

「タタミがぶりっ子してる」それだけでも読む価値がある回だと思いますが、普段ボケのあさりがツッコミになってるのでこれまた面白いです。この話を知ってる人がいたら今回のタタミのぶりっ子口調を真似して会話し合ってみたいな‥と、しょうもない願望がわいてしまいました。


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