234話 優しさとの遭遇

あさりの紹介は「幼稚園児じゃありません。」

16巻に入りました。目次の次のページに登場人物紹介が描かれるようになりましたね。それを見ると、やはりあさりの頭身はかなり縮んでます。

そしてこの時のあさりの様子はビデオに収められてるらしい

あさりは朝目覚ましが鳴り、早く起きなきゃママに怒られる‥と思っているとママが部屋に入って来ます。慌てて布団をあげようとすると、ママは全く怒らず、笑顔で「布団はママがあげるわ」と言ってくれます。いつもと様子が違う事にあさりは「?」ですが、朝食を食べに行くと、タタミもあさりの服をヒーターで温めてくれたりママは突然お小遣いをくれたりと、尽くあさりに親切にしてきます。明らかにおかしいのであさりはママとタタミに対して何か企んでるんではないかと思いますが、そのまま学校へ。すると神田先生を始めクラスメイト達もあさりに過剰に親切にしてくれます。

あさりはあまりの事に戸惑い、SFのように自分だけが異次元空間に入り込んだんじゃないかと思ってしまいます。あさりはパニックになってしまいます。

で、タタミによるやらせだったという事が最後にわかるわけです。タタミは「みんなに協力してもらうのは大変だった」と述べてますが、周りがよく付き合ってくれたな、と思います。あさりがこういう反応をする事をわかっててやってたんだとしたら、タタミを筆頭になかなか皆悪ノリしてますね。

冒頭からなかなか責めてる話です

単行本の最初の話、という事でよく覚えてる回です。久しぶりに読み返しましたがあさりの立場からするとかなり酷いと思います。初期のタタミはあさりにストレートな嫌がらせをしてましたが、今回は騙して高みの見物、というなかなかいやらしいものです。それでも先生達まで協力してくれたのには、やはりタタミに対する人望もあるのか‥という気がしますね。と、なんだかんだ言いましたが予想外の展開に読者も引き込まれるでしょうし、面白い回です。

で、この回の終盤で校長先生がチラッと出て来ますが、初登場ですね。この時はまだメガネをかけてませんが、後々キャラとして定着するなんてきっとこの時点では思ってなかったんじゃないかと思われます。


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