ろくな考えが浮かばないのは今から目に見えているが
誕生日ネタはタタミ、あさり、パパと来て最後にママが来ました。パパの時は三人でお祝い、という形でしたが今回はあさりとタタミがママがどうすれば喜ぶのか知恵を絞り合います。
そこは適当に立てちゃダメなところかと
ママの誕生日が近いという事であさりとタタミはママがどうすれば喜ぶのか二人で話し合います。
それにあたり、まず去年の誕生日を二人で回想するわけですが、あさりによると「去年は大失敗だった」。というのは、お祝いしようとしてママを怒らせてしまったのです。ママが怒ったのは、あさりとタタミがケーキを用意したんですが、ろうそくを四捨五入して40本立てる、という行動をとったこと。
去年の失敗をふまえ、今年はうまくやろうと色々考えるわけです。二人がママを喜ばせるならこれだ!と考えたのは「シワ取りクリーム」。が、それも100パーセント鉄拳制裁を下される事が予想されると言う事で却下。次なる案は、ママは意外と読書家だし、本はどうかと考えます。その際二人の脳裏のよぎった本のタイトルは
「美しく年をとるためには」「老化を防ぐビタミン食」「老後を10倍楽しくする方法」
「若い人とうまくつきあう方法」「美老人」
30代の人間にこの本を贈ると?
私ならクリームは嬉しいけども
ちゃんとプレゼントを考える私たちって何ていい子なの!とあさりとタタミは自画自賛してるシーンがあって、その様子に対し、「悪ガキが年に一度の点数かせぎ」と注意書きがあるのが良いですね。
ママは普段あさり達の事を怒ってばかりいるという事もあるので、あさり達にとってもプレゼントで何をあげるか、というのはパパより遥かに気を使うということでしょう。シワ取りクリームで怒られてるくだりは、あくまであさり達の妄想なわけですが、あさりが殴られながら心の中で冷静なツッコミを入れてるのが笑えます。次なる案が本だったわけですが、ラインナップは見事に「老後」にクローズアップしたものです。それも怒られるだろうと二人はすぐに予想がつくわけですが、ママが怒るツボも怒った時の様子もよくおわかりで、と言ったところです。
あさりとタタミはママの怒りスイッチを避けたいという共通の願いがあるわけで、ママ絡みの事に関しては二人で協力し合う様子がよく見られます。その時のあさりとタタミのやり取りを見てると、娘から見た母親象と、母親が自分自身で思ってる母親像のズレというがよく現れてます。どこの家庭にもそういったものはあるのかな、と思うんですが、子供から見た大人の姿というのが面白く描かれてるのもこういった回の面白い部分ですね。というわけでママネタなので言わずもがなですが、この回好きです。