あくまで行使は家庭内で
タイトル通りママネタです。改めて「ママって武力が高いよな」と思わされます。あまり世のため人のためにその武力を使ってるようには見えないですが。
それはそれでちょっと見てみたい気もするが
ママが庭で威勢のいい声を出しながら、素手や膝で花瓶を割る、というトレーニングに精を出しています。側で見ているあさりは思わず感心します。しかしタタミが言うには、終業式間近なのであさりの通知表が下がった時の制裁のためのトレーニングだ、と言います。あさりは何とか回避したいと思うわけですが「もうおしまいだ」と絶望。
終いにはあさりとタタミとでこんなやりとり。
タタミ「人気連載まんが「あさりちゃん」は春をまたずに終わる運命だったのねえ‥。」
あさり「わい〜っ。主役が死ぬなんて、あんまりだ。」
あんまりどころの話じゃないだろ。
当時は躊躇わずに書いたと思われる
ママネタではあるんですが、あさりとタタミのやり取りがメインで、ママ視点での描写はほとんど描かれてません。けどまあ、冒頭の「家の庭で（しかもスカート姿）花瓶を割るトレーニング」という絵が見れるだけで個人的には満足です。で、その目的が実はパパのためだったという事がわかるんですが、
ママ「このつぎは、花びんってわけにはいきませんことよっ。」
とパパの目の前で上品マダム風の言葉遣いと服装（やっぱりスカート）で素手で花瓶を破壊するママ、最高ですね。
この話の中であさりとタタミをそれぞれアリとキリギリスに例えてるシーンがあり、二人が通知表を渡されて
あさり「あ〜っ、ぜんぶぜんぶ □ だ！」
タタミ「あらっ、ぜんぶ □ よ。」
※ □ の中に、それぞれ正しい数字をかこう。
というシーンがあるんですが、□の中にしっかり鉛筆でそれぞれ「１」と「５」と書かれてました。
小さい時の私、素直ですね。
