251話 テレビをなくそう!

これが本来の撤去の仕方

浜野家からテレビが消えます。テレビ=悪→無くそう!という図式なんですが、既に41話で一度やってます。41話ではママの素手でテレビを破壊という衝撃的なシーンがありましたが、今回は予め片付けておく、という「ママも文明人になったな」と感じる始まりです。

この時代(85年頃)ならあり得たんだろうか

あさりが学校から帰ると茶の間からテレビが無くなっていました。大騒ぎしてるとママが説明しにやってきます。ママによると「テレビが無い方が親子の対話がうまれる」との事。テレビばかり見てると目も悪くなるしテレビが無い方がいい事づくめだという考えの元、撤去したのです。タタミもママの意見には賛成。
テレビが無い状態の浜野家の夕飯の光景が描かれますが、テレビが無い静けさに全員耐えられない、といった空気。テレビが有無でここまで空気が変わるもんなのか?

すべらないためのハードルがかなり上がってる

夕飯の光景なんですが、父親として何とか和ませようとするパパ→すべる、学校の話をするタタミ→すべる、おかずの話をするママ→すべる、というだだスベリの様子が見てていたたまれなくなるものがあります。特にあさりはテレビが無い事に一番落ち込んでいると同時に怒りを感じていて、ちょっとやそっとの事では楽しめないというのもあったんですが、全員容赦なく互いの言動にダメ出ししまくり。学校や職場で気が合わない人と何とか会話しようと思って結局空回り、みたいな経験て一度は誰しもあるんではないかと思うんですが、何だかこの光景はその状況を彷彿させます。家族間においてもそういった状況になることってあると思うんですが、その気まずさがよく伝わってくるシーンです。食べ物の味がしなさそうですね。

この作品て1985年頃のものだと思われるんですが、41話の時と同様、テレビの必要性が今より非常に高かった時代なのがこの話を見ただけでも伝わってきますね。振り返ってみると、自分も小学生の時はテレビはかなり見てた記憶がありますし、あさりの気持ちもわかるなと。ネットが普及したのと、テレビ番組に魅力を感じなくなった関係で長年テレビを殆ど見ない生活をしてますが、子供が生まれた関係でEテレにはずいぶん詳しくなったな、と思う今日このごろです。

この二つは昔から好きです


タイトルとURLをコピーしました