実際絵に描いてるあるんだけどね
あさりが犯罪を犯した疑惑が浮上します。扉絵のあさりは絵に描いたような不良少女の姿になってるわけですが、今回は出番は少ないです。
母親がSNSで書き込んでバズりそうなやりとり
タタミが下校中、あさりが全速力で後ろから走ってきます。タタミを突き飛ばして走るほどの急ぎよう。タタミは突き飛ばされた事に怒りますが、あさりが何か言っているのが聞こえます。
あさり「サツ‥‥‥だンなに。」
それを聞いて
タタミ「サツ‥の、サツのだんな?警察のだんな!!」
タタミの脳内で、あさりが警察に追われてるという事が決定。
タタミはそれを信じて疑わず、ママに事情を話します。その後ママはパパにも連絡をし、会社を早退する始末。
一体あさりが何をやらかしたのか、という事で三人で大騒ぎになります。で、ここでパパとママであさりに対する教育の責任のなすりつけ合い、という醜い夫婦喧嘩も描かれてます。パパが「あさりがこうなったのは母親の教育が悪いから」という言葉が発端になってるんですが、それは父親が言っちゃダメなやつ。
西部警察とか太陽に吠えろとかのノリ
この話はタタミの思い込みによって進んでいきます。しかもよりによって「あさりが犯罪を犯した」という思い込み。ママとパパが巻き込まれるのは当然なんですが、二人とも動揺しておかしな事を言い出したり、ノリツッコミをしたりとなかなかオチまで濃いやり取りが見られます。そして最後にあさりの言葉の真意がわかってオチになりますが、タタミの思い込みと、実際のあさりがやろうとしてた事にあまりにギャップがありすぎてバカバカしい事この上ないです(褒め言葉です)。
子供の時ってテレビなんかの影響で、事件性のある事に関わる事にちょっとした憧れみたいなのを抱くんじゃないかと思います。かつ自分がその事件解決に大きく関わるポジションでありたいという気持ちもあるんだろうと。タタミの今回の思い込みって少しそういうのが垣間見えるものがあるんですが、かといって「やっぱりタタミも小学生ね(ほっこり)」みたいなのは微塵もありません。ママとパパの最後の行動と表情が全てを物語っているんですが、タタミに対する情状酌量の余地はなしという事で。
にしても「サツのだんな」ってボキャブラリーは小学生が普通に使うんだろうか。