260話 初日の出にお願い

御来光=初日の出、ってわけじゃないらしいですね

引き続き季節は冬。浜野家が皆で御来光を見に行きます。大学時代に地元の友達と初日の出を見に車で出かけた事があるんですが、結局見れずに帰って来た記憶があります。夜中から明け方の外出による疲れと寒さとで車の中は無言だったんですが、特にトラウマというわけではなくても何となくこの一件があってから初日の出を見に行こうという気にならなくなってしまいました。

雪男はなぜかぶりっ子キャラです(男だけど)

大晦日。浜野家は皆で年越し蕎麦を食べて除夜の鐘を聞き、あさりとタタミが「寝るか」と部屋に行こうとしたところ、ママが二人を引き留めます。ママは「これから御来光を拝みにいきます」と言い、あさり達にこれから山を登りに行くから支度するように言います。

あさり達が登ったのはハイキングコースですが、それでも頂上まで行くのはなかなかきつく、しかも寒い。あさりは「寒い」と文句を言いますが、残りの三人はあさりに構わず黙々と歩き続けます。で、ここであさりが一人で勝手な行動を取り、まさかの雪男登場。

この後一人で下山して帰宅したってことか

雪男は察しの通り夢オチなわけですが、登山中にそこら辺で横たわって居眠りできるあさりって何?
三人ともあさりに怒りますが

タタミ「こんなところでねっころがって肺炎になったらどうすんのよ、バカッタレ!」

とごもっともな指摘。しかし肺炎という言葉は今の世界の状況で読むと‥と。

最後はあさりは三人からの罰を受けます。どういうものかというと、「御来光に向かって大きな声で三人分お祈りする」というもの。お祈りというと「家内安全」とかそういうものを想像しますが、あれが欲しい、これが欲しい、といった欲望全開のもの。すでに他の三人は帰ってるので、あさりも適当に終わらせる事も出来たでしょうに、最後までやり遂げようとするところがなかなか律儀です。
それにしても最近暴力描写は減ったとはいえ、やっぱりオニです。


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