一体何をすれば破けるのか
ママが勝手にあさりの部屋のものを断捨離したようです。どうも今回の扉絵が、掃除前のあさりの部屋のようです。部屋が散らかってるだけならまあともかく、壁のポスターが破けてるのがなんか廃墟っぽく見えるんですが。
ママは三時間かけて掃除したとの事
あさりが学校から家に帰り、自分の部屋に入ると、「家を間違えた」と思ってしまうほど片付いていました。あさりが学校にいる間、ママがあさりの部屋を片付けたのです。あさりが大事にしてるものを勝手に捨てられたり、物置に置かれたりしてあさりは「プライバシーの侵害!」とあさりは激怒します。
あさりは最終的に自分の部屋を放棄する、という行動に出ます。その時に「へやなき子」という立て札を立ててるのところが好きです。
断捨離って言葉が出来てかれこれ10年位なようだけど
タタミがあさりの事をバカにしてるシーンがあるので、恐らくタタミはあさりと対照的に部屋の掃除がちゃんと出来てるタイプだという事が窺えます。で、あさりは何の意外性もなく片付けができない、という事になるわけですが「あさりならではの愚かさ」というより、あさりとママのやり取りは断捨離あるあるじゃないでしょうかね。今でこそそんなに無いですが、結婚したばかりの時は私も夫と似たような揉め方をした記憶があります。まだうちの息子達は一人部屋は無いですが、いずれそれぞれの部屋が出来た場合はこの漫画を思い出しそうだな、と思いました。というわけで今回の話の感想は「ママの気持ちはわかるけど、あさりが可哀想」です。
この話では小学生の子供と母親の断捨離の意識の違いという事が描かれてましたが、やはり世代が違いというのが大きく関係してるんでしょうね。周りの話を聞いてる限り、子供が成長して中年になり、その子供の親が高齢になってもその戦いはまだ続くようです(立場が逆転する事が多いみたいですが)。
こういう類の本、たくさん出てるようですね。