328話 しあわせの七福神

この歳になっても七人全部の名を空で言えるかは怪しい

七福神というものの存在はこの漫画を読む前から知ってた気がします。なぜなら家に七福神の置物があったから。まだ実家にあるかは謎ですが。

小さい時私もやったけどね

あさりとタタミはママから、宝船に乗った七福神の絵が描かれている紙をもらいます。枕の下に敷いて寝るといい夢が見られるとママから言われますが、二人は迷信だと笑って相手にしません。あさりはマンガ本を敷いた方がよっぽどいい夢を見られる、と言って就寝します。

七福神の絵をバカにしてるけど枕の下に本を敷くってのは、やるんだ、それ?
ていうか170話でもやってましたね。ここまでちゃんと夢に影響出るとかある意味羨ましい限り。

少女漫画は、どうしてこうなった?

今回の見どころはあさりの見た夢ですね。あさりが枕の下に敷くものを少年漫画→少女漫画→七福神の絵、という風に変えていき、それぞれの夢がどんなものだったのかが描かれています。
色んな意味で一番衝撃なのは少年漫画の夢ですかね。物凄く退廃的な場所が舞台になってて、あさりが血も涙も無い人間に描かれています。以下あさりのセリフを一部抜粋。

「弱いやつあ、死ねばいいんだ。生きる資格なんざねーぜ。」

誰だお前は。
とまあ、バトル・ロワイヤルさながらのR -15感のある夢から覚めて、あさりは少女漫画にチェンジ。するとなぜか7頭身のあさりが登場しますが、これがなんせキモい。最終的に七福神の絵でオチにつながる、といった流れ。

少なくともスポ根(死語?)とかではなさそうだ

七福神云々よりもあさりの少年漫画の夢が強烈すぎて。一番ページを使ってるのは最後の七福神の夢なんですが、「あさりちゃんの七福神の回」と聞くとまず思い出すのは最初のバイオレンスな夢。ていうか少年漫画って一体どんなやつ読んでんの?


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